(8)建具は鋼製建具と木製建具で内訳を変える

住まいにおいてはボリュームが大きいのが建具工事です。

建具工事の内訳は二つに大別します。「鋼製建具工事」は、主に窓サッシ、玄関ドアなど、アルミや樹脂のサッシ工事となります。あるお宅では「玄関ドア」「窓サッシ」「勝手口引き戸」「網戸」がそこに含まれます。窓枠の材質(アルミか樹脂かなど)、窓の断熱性能によって単価が変わります。単価×窓の数で見積もりの金額が変動します。

大丸建設らしさといえば「木製建具工事」のボリュームが大きいことだと思います。木製建具は、部屋と部屋を仕切る引戸、開戸などで、これらは建具職人がその家の設計に合わせて手作りしたものを納入します。

非常に細やかな施工技術が求められるものなので、大丸建設では信頼できる職人さんにお願いしています。現場監督と大工、職人との連携プレーが生きる、大切な現場です。

 

 

[写真:大丸建設HP「施工レポートブログ」より]

(7) 内装工事は主にクロス工事の費用

大丸建設の見積もり内訳の「内装工事」は、主に室内のクロス張りにかかる費用となります。クロス(壁紙)は、なるべく自然素材を活用したものを使用しています。また、接着剤も有害な化学物質を使わないものを選んでいます。どんなクロスにするかによって単価が変わり、あとは壁の面積での掛け算となります。

床をクッションフロアにする際にも、内装工事の内訳に追加されます。大丸建設では、床は無垢材であることがほとんどなので、その場合は木工事の内訳に入ります。壁を板張りにする場合も木工事です。

壁を塗り壁仕上げにする場合は、左官工事の内訳に入ります。珪藻土や漆喰などを塗る左官仕事は、大工ではなく左官職人に委託するため、手間も別途となります。

壁や床の施工は内装工事と言えますが、木を使うか、左官仕事なのか、クロス張りなのかによって、大丸建設では「木工事」「左官工事」「内装工事」の内訳に振り分けます。

 

[写真:大丸建設HP「施工レポートブログ」より]

(6) 塗装工事と外壁工事

塗装工事の見積もりは、主に、内装の塗装、玄関ポーチ、軒裏などに対して行います。いずれも、耐光性、耐水性、防汚性を高めるためです。

外壁の工事も、住まいを水や光から守るために必要です。

外壁工事は、外壁の材料により工事内容が大きく変わるため、お客様によってお見積もりも変わります。大きくはサイディング仕上げとモルタル仕上げに分かれます。

外壁サイディング工事、サイディング材というボードをカットして壁に貼りつける施工をします。レンガやタイル状に見える窯業系サイディングが最も多くのシェアで、続いて最近人気なのが金属系サイディングです。グレーや黒の金属サイディングは外壁をクールに見せます。木材系サイディングは、昔ながらの下見板張りのように見えますが、サイディング材をカットして使うのでより安価で施工がしやすくなります。

外壁を左官仕上げにする場合は、左官材料と左官の下地工事などが材料費として計上されます。大丸建設は「そとん壁」というシラス灰を主原料にした自然素材を使うことが多いです。左官職人がコテで仕上げるため、表情が豊かで、景観に調和した外装になります。

 

↑ 外壁左官材「そとん壁」の下塗りスタート!

[写真:大丸建設HP「施工レポートブログ」より]

(5) 防蟻工事とはシロアリ対策のことです

防蟻工事とは、読んで字の如く、「蟻を防ぐ」つまりシロアリ対策のための工事です。

シロアリ対策で最も重視すべきなのは、床下の環境です。シロアリは光が入らずにジメジメしているところを好むので、床下や水回り付近を風通しよくすること、少しでも光が入るようにすることで対策ができるようになります。

物理的な対策としては、シロアリの侵入路を遮断することです。シロアリの侵入路付近に毒餌を置く、基礎のクラックをつくらないことで床下付近の土からの侵入を防ぐなど、いろいろな方法があります。

薬剤を使った対策としては、シロアリの忌避成分を含んだ薬剤を床下に散布したり、シロアリの餌となる木部に薬剤を浸み込ませることです。

ただ、薬剤散布は人の健康に影響する可能性もあるため、大丸建設では薬剤とシックハウスの関係を勉強し、人体への影響が少ない自然由来の忌避剤を使うなど、お客様と話し合いながら施工を進めていきます。

 

↑ 土台の基礎側に、ヒバ油を塗って防蟻性能を高めます。

[写真:大丸建設HP「施工レポートブログ」より]

(4) 断熱工事を重視すれば住まいの快適性が上がる !?

断熱工事の見積もりでは、基本的には断熱材と防湿気密シートの材料費が計上されます。

断熱材は最低限の場合、屋根、壁、1階床といった、外周部に面した場所に施工します。バルコニーや間仕切り壁までに断熱材を使うと、家全体の断熱性能がより高まります。

断熱材は厚みにより断熱性能が大きく変わります。断熱材を厚くするほど、外気の温熱環境に左右されにくくなるため、夏は涼しく、冬は温かい家になります。結果的に冷暖房のコストが削減され、快適性が増すので、建築の予算に少しでも余裕があれば、断熱性能を高めることをおすすめします。

断熱材は、断熱材の種類(安価なものならばグラスウール、エコにこだわるなら羊毛やセルローズファイバーなど)によって単価が異なります。あとは厚みをどうするかによって建物全体の断熱性能が変わります。

住まいにおける断熱材のコストが、その建物の暮らしやすさ、心地よさに直結してきます。

 


↑ 屋根の通気層を確保する為の、通気スペーサー(白いたまごのパックみたいなもの)。

 この隙間を通って、空気が流れます。

[写真:大丸建設HP「施工レポートブログ」より]

(3) 屋根工事にかかる費用

屋根がなければ雨風をしのげず、家に住むことはできません。屋根工事は住まいの中でもとても重要なパーツです。

屋根工事にかかる費用は、屋根の下地、ガルバリウム鋼板葺き(大丸建設の屋根材に使う軽量金属の屋根材)、軒先の処理、棟換気、雪止め、土台の水切り、軒樋や雨樋、集水器などが主なものになります。

このうち、棟換気とは、屋根裏や小屋裏の湿気や熱気を外に放出するために必要なもので、屋根の頂部分に取り付けられている換気システムのこと。雨漏りがしないように、高い施工技術が求められます。

見積もりに「破風」や「鼻隠し」という珍しい言葉を見かけることもあります。「破風」は屋根の妻側の端部分で、こちらも屋根の内側に水が入り込まないようにするために必要です。「鼻隠し」は屋根の端を囲い込む部材のことで、屋根面から室内に水が入り込むのを防ぐ役割があります。昔はここに唐草文用の装飾をしたことから「唐草」と呼ぶこともあります。

雨樋なども屋根工事にかかる費用に含まれ、屋根工事の見積もりを見ると、いかに「雨から住まいを守る」ことが大切かわかります。

↑「破風」

↑「鼻隠し」

[写真:大丸建設HP「施工レポートブログ」より]

(2) 大工手間こそが住宅建築の命!

木工事の費用で大きなボリュームを占めるのに「大工手間」があります。これは、有り体に言えば大工の人件費のことで、おおよそ床面積によって単価が決まります。とはいえ、床面積で一律なわけではなく、例えば細やかな化粧が要求される内装部や、屋根裏などで見た目はあまり気にしなくてもいい場所など、単価は細かく変わってきます。床面積に対してどれくらいの日数がかかるのか、工期に余裕がない場合は必要に応じて応援大工を頼むこともあります。

基本的には設計図をもとに、材料や工数も細かく決まったうえで最終契約になるため、工事は見積もり通りに進んでいくものではありますが、途中で工事内容が変わったり、あまりにも工数が増えてしまうこともあるため、その際は再び話し合いなどをして見積もりを調整することもあります。

木工事の費用に「構造金物」「釘・金物費」があります。木と木を接合する時には接着剤は使いません。ホゾ組などで木を組み合わせ、金物で接合したり、釘で固定したりします。釘や金物が木工事に含まれるのはおもしろいですね。

[写真:大丸建設HP「施工レポートブログ」より]

 

(1) 木工事の材料費は構造材と内装材、建具がある

大丸建設の木工事のお見積もり内訳を大きく分けると、「材料費」と「大工手間」となり、材料費が6〜7割、大工手間(大工の人件費)が3〜4割となります。

材料費はおおまかに、構造材(柱、梁、下地用の合板)、階段の材料、壁、腰壁などの内装材、キッチンカウンターや玄関の上り框(かまち)、間仕切り棚や造作家具などの造作材に分けられます。

柱や梁など、建物の強度や安心・安全に直結する構造材は、大丸建設のまさに「柱」とも言えます。単体の材料費としては最もコスト面で大きなところになります。構造材がなければ家は建ちません。それほどの心臓部なのです。

続いて「羽柄材」もボリュームが大きいです。羽柄材とは、丸太を製材した時の残材からつくられる比較的安価な材で、主に構造部を補う下地材として使われます。筋交いや根太、野縁など、目立たないけれども住まいになくてはならない基本材料です。

大丸建設では合板を使う際も、国産材で、F☆☆☆☆(フォースター、有害化学物質のホルムアルデヒドを含まない)基準のものを使います。合板は下地に使われたり、壁や床の強度を「面」で保つために用います。

他にも階段材、床材、腰壁などの内装材や、棚やカウンターなどに使う造作材も材料費に含まれます。

 

 

[写真:大丸建設の事例紹介HPより]