既存の内装や設備の解体が済んだら、新築住宅でいう「上棟(建前)」が終わった段階と言えます。ここからいよいよ施工が進んでいきます。
構造の補強、新しい壁や床の設置、設備の取り付けなどが行われます。施工中は、職人が現場監督に進捗状況を定期的に報告し、時にお客様が現場に入って状況を確認しながら、作業を進めていきます。
機能向上のリノベーションの場合、柱や梁などの構造材に補強材を追加したり、壁を補強することで、建物の耐震性を向上させます。また、断熱性の高い材料を使用して外壁や屋根を断熱し、冷暖房効率を上げたり、建物の外皮の防水性や気密性を高めることで、断熱性を向上させます。こうした施工により、中古物件を取得したとしても、新築並みの居住性の高さを実現することができます。