紀州(和歌山県)の杉材を一大ブランドに押し上げた山長商店は、紀伊半島の南部に約5000ヘクタールもの社有林を持ち、植林、育林、伐採、製材、乾燥、仕上げ、品質検査、選別、プレカット施工までの一貫生産で、高品質な木材をつくっています。
いい木材をつくるには、植林から育林、適度な間隔で木を植え、太陽の光を浴びられるように下草刈りや除伐、間伐をして、50〜100年生の材を見極めて、適切に伐採していく、そのプロセスが大事です。
皮むきや製材、そして木の含水率を落としてくるいを少なくすることで強度を高め、品質検査をして、強度測定を経て納得のいくものを選定して出荷します。
植林から伐採までの山仕事と、製材加工、乾燥と、業者が分かれていることも多いのですが、山長商店の場合はそれを自社一貫でおこなっているので、品質が極めて高く安心して使うことができます。
[写真提供:山長商店]