集合住宅の場合はマンションの管理規約上、窓が共有部であることが多く、住まい手自身の希望で行えないケースがほとんどです。しかし、室内側にもう一枚窓をつける「内窓」であれば、マンションでも設置が可能です。内窓であれば内装材扱いなので、室内のインテリアや家電と同じような感覚で導入できることになります。コスト面でも、材料費+施工費において、窓リフォームより大幅に安く済ませることができます。リフォームの時間も窓1つに対して1時間程度と、大掛かりにならずに簡単に終わります。
断熱面もかなり高く、防音や防犯面でも優れている内窓。いいことづくめなのですが、デメリットがあるとしたら、窓を開ける時に2つの窓があり、窓の開閉に不便、ということです。
日本家屋に見られる「障子」も一種の内窓と言え、障子の開閉+窓の開閉の感覚で、それを不便と感じない方であれば、内窓はコスト面でも性能面でもかなりおすすめです。
[写真:大丸建設HPより「夢だった梁の見える古民家風の家」]