合板は木材でできています。木材は大きく、広葉樹と針葉樹にわけられ、広葉樹は硬く堅牢で比較的高価、針葉樹はやわらかく加工しやすく大量生産に向いているという特徴があります。
日本は、杉や檜などの針葉樹の生産が盛んで、国産で安定した木材供給が可能です。
かつて合板といえば、フィリピンやマレーシアからラワン材を輸入してつくるのが主流でした。やわらかく加工しやすいのが特徴です。今は、日本に多く自生するシナ合板がよく使われます。シナは色が明るく、曲げに強く軽いという特徴があります。
最近では、杉や檜など、日本で大量に植林している針葉樹を使った合板も出てきており、合板の生産が地場産業になっている地域もあります。