様々な文献やインターネットの資料から、江戸時代の大工や職人の文化を紐解いてみましたが、現代に通じることも多く、とても参考になりました。大工棟梁は職人を采配する司令塔であったこと、それは宮大工を始祖とする大丸建設らしさでもあり、今の私の役割にも通じます。
また、江戸の職人は「江戸をつくり、守っているのは自分だ」という強い誇りを持って生き、また街の人たちにも尊敬されていることを知りました。
大丸建設も、東京・多摩エリアで始まり約150年近い歴史を持ちます。私たちのつくった建築が、この地域の風景の一部となり、まちを形作ってきたのだと思うと、背筋が伸びます。また、これから建てる家も、未来の風景をつくっていくのだと心得、美しい、日本らしい住まいを建てて、またその文化を未来につないでいきたいと考えます。