2021年09月24日(金)

(7) 内装工事は主にクロス工事の費用

大丸建設の見積もり内訳の「内装工事」は、主に室内のクロス張りにかかる費用となります。クロス(壁紙)は、なるべく自然素材を活用したものを使用しています。また、接着剤も有害な化学物質を使わないものを選んでいます。どんなクロスにするかによって単価が変わり、あとは壁の面積での掛け算となります。

床をクッションフロアにする際にも、内装工事の内訳に追加されます。大丸建設では、床は無垢材であることがほとんどなので、その場合は木工事の内訳に入ります。壁を板張りにする場合も木工事です。

壁を塗り壁仕上げにする場合は、左官工事の内訳に入ります。珪藻土や漆喰などを塗る左官仕事は、大工ではなく左官職人に委託するため、手間も別途となります。

壁や床の施工は内装工事と言えますが、木を使うか、左官仕事なのか、クロス張りなのかによって、大丸建設では「木工事」「左官工事」「内装工事」の内訳に振り分けます。

 

[写真:大丸建設HP「施工レポートブログ」より]

2021年09月21日(火)

(6) 塗装工事と外壁工事

塗装工事の見積もりは、主に、内装の塗装、玄関ポーチ、軒裏などに対して行います。いずれも、耐光性、耐水性、防汚性を高めるためです。

外壁の工事も、住まいを水や光から守るために必要です。

外壁工事は、外壁の材料により工事内容が大きく変わるため、お客様によってお見積もりも変わります。大きくはサイディング仕上げとモルタル仕上げに分かれます。

外壁サイディング工事、サイディング材というボードをカットして壁に貼りつける施工をします。レンガやタイル状に見える窯業系サイディングが最も多くのシェアで、続いて最近人気なのが金属系サイディングです。グレーや黒の金属サイディングは外壁をクールに見せます。木材系サイディングは、昔ながらの下見板張りのように見えますが、サイディング材をカットして使うのでより安価で施工がしやすくなります。

外壁を左官仕上げにする場合は、左官材料と左官の下地工事などが材料費として計上されます。大丸建設は「そとん壁」というシラス灰を主原料にした自然素材を使うことが多いです。左官職人がコテで仕上げるため、表情が豊かで、景観に調和した外装になります。

 

↑ 外壁左官材「そとん壁」の下塗りスタート!

[写真:大丸建設HP「施工レポートブログ」より]

2021年09月17日(金)

(5) 防蟻工事とはシロアリ対策のことです

防蟻工事とは、読んで字の如く、「蟻を防ぐ」つまりシロアリ対策のための工事です。

シロアリ対策で最も重視すべきなのは、床下の環境です。シロアリは光が入らずにジメジメしているところを好むので、床下や水回り付近を風通しよくすること、少しでも光が入るようにすることで対策ができるようになります。

物理的な対策としては、シロアリの侵入路を遮断することです。シロアリの侵入路付近に毒餌を置く、基礎のクラックをつくらないことで床下付近の土からの侵入を防ぐなど、いろいろな方法があります。

薬剤を使った対策としては、シロアリの忌避成分を含んだ薬剤を床下に散布したり、シロアリの餌となる木部に薬剤を浸み込ませることです。

ただ、薬剤散布は人の健康に影響する可能性もあるため、大丸建設では薬剤とシックハウスの関係を勉強し、人体への影響が少ない自然由来の忌避剤を使うなど、お客様と話し合いながら施工を進めていきます。

 

↑ 土台の基礎側に、ヒバ油を塗って防蟻性能を高めます。

[写真:大丸建設HP「施工レポートブログ」より]

2021年09月14日(火)

(4) 断熱工事を重視すれば住まいの快適性が上がる !?

断熱工事の見積もりでは、基本的には断熱材と防湿気密シートの材料費が計上されます。

断熱材は最低限の場合、屋根、壁、1階床といった、外周部に面した場所に施工します。バルコニーや間仕切り壁までに断熱材を使うと、家全体の断熱性能がより高まります。

断熱材は厚みにより断熱性能が大きく変わります。断熱材を厚くするほど、外気の温熱環境に左右されにくくなるため、夏は涼しく、冬は温かい家になります。結果的に冷暖房のコストが削減され、快適性が増すので、建築の予算に少しでも余裕があれば、断熱性能を高めることをおすすめします。

断熱材は、断熱材の種類(安価なものならばグラスウール、エコにこだわるなら羊毛やセルローズファイバーなど)によって単価が異なります。あとは厚みをどうするかによって建物全体の断熱性能が変わります。

住まいにおける断熱材のコストが、その建物の暮らしやすさ、心地よさに直結してきます。

 


↑ 屋根の通気層を確保する為の、通気スペーサー(白いたまごのパックみたいなもの)。

 この隙間を通って、空気が流れます。

[写真:大丸建設HP「施工レポートブログ」より]

2021年09月10日(金)

(3) 屋根工事にかかる費用

屋根がなければ雨風をしのげず、家に住むことはできません。屋根工事は住まいの中でもとても重要なパーツです。

屋根工事にかかる費用は、屋根の下地、ガルバリウム鋼板葺き(大丸建設の屋根材に使う軽量金属の屋根材)、軒先の処理、棟換気、雪止め、土台の水切り、軒樋や雨樋、集水器などが主なものになります。

このうち、棟換気とは、屋根裏や小屋裏の湿気や熱気を外に放出するために必要なもので、屋根の頂部分に取り付けられている換気システムのこと。雨漏りがしないように、高い施工技術が求められます。

見積もりに「破風」や「鼻隠し」という珍しい言葉を見かけることもあります。「破風」は屋根の妻側の端部分で、こちらも屋根の内側に水が入り込まないようにするために必要です。「鼻隠し」は屋根の端を囲い込む部材のことで、屋根面から室内に水が入り込むのを防ぐ役割があります。昔はここに唐草文用の装飾をしたことから「唐草」と呼ぶこともあります。

雨樋なども屋根工事にかかる費用に含まれ、屋根工事の見積もりを見ると、いかに「雨から住まいを守る」ことが大切かわかります。

↑「破風」

↑「鼻隠し」

[写真:大丸建設HP「施工レポートブログ」より]

2021年09月07日(火)

(2) 大工手間こそが住宅建築の命!

木工事の費用で大きなボリュームを占めるのに「大工手間」があります。これは、有り体に言えば大工の人件費のことで、おおよそ床面積によって単価が決まります。とはいえ、床面積で一律なわけではなく、例えば細やかな化粧が要求される内装部や、屋根裏などで見た目はあまり気にしなくてもいい場所など、単価は細かく変わってきます。床面積に対してどれくらいの日数がかかるのか、工期に余裕がない場合は必要に応じて応援大工を頼むこともあります。

基本的には設計図をもとに、材料や工数も細かく決まったうえで最終契約になるため、工事は見積もり通りに進んでいくものではありますが、途中で工事内容が変わったり、あまりにも工数が増えてしまうこともあるため、その際は再び話し合いなどをして見積もりを調整することもあります。

木工事の費用に「構造金物」「釘・金物費」があります。木と木を接合する時には接着剤は使いません。ホゾ組などで木を組み合わせ、金物で接合したり、釘で固定したりします。釘や金物が木工事に含まれるのはおもしろいですね。

[写真:大丸建設HP「施工レポートブログ」より]

 

2021年09月03日(金)

(1) 木工事の材料費は構造材と内装材、建具がある

大丸建設の木工事のお見積もり内訳を大きく分けると、「材料費」と「大工手間」となり、材料費が6〜7割、大工手間(大工の人件費)が3〜4割となります。

材料費はおおまかに、構造材(柱、梁、下地用の合板)、階段の材料、壁、腰壁などの内装材、キッチンカウンターや玄関の上り框(かまち)、間仕切り棚や造作家具などの造作材に分けられます。

柱や梁など、建物の強度や安心・安全に直結する構造材は、大丸建設のまさに「柱」とも言えます。単体の材料費としては最もコスト面で大きなところになります。構造材がなければ家は建ちません。それほどの心臓部なのです。

続いて「羽柄材」もボリュームが大きいです。羽柄材とは、丸太を製材した時の残材からつくられる比較的安価な材で、主に構造部を補う下地材として使われます。筋交いや根太、野縁など、目立たないけれども住まいになくてはならない基本材料です。

大丸建設では合板を使う際も、国産材で、F☆☆☆☆(フォースター、有害化学物質のホルムアルデヒドを含まない)基準のものを使います。合板は下地に使われたり、壁や床の強度を「面」で保つために用います。

他にも階段材、床材、腰壁などの内装材や、棚やカウンターなどに使う造作材も材料費に含まれます。

 

 

[写真:大丸建設の事例紹介HPより]

2021年08月31日(火)

(8)木工事の見積もりが、住宅建築で一番ボリュームが大きい

次は、木造住宅の最も花形ともいえる木工事の見積もり内訳です。住宅建築の中で最もボリュームが大きく、また材料の大きさや樹種の違い、産地、使う量、によって大きく値段が変わってきます。住宅の規模によって、木工事内訳の総額は1,000万円から1,500万円以上まで大きく変動します。

大丸建設は国産材を使うことを基本にしていますので、産地によって多少の金額の変動はありますが、構造的に安全であること、一定以上の品質を保っていること、産地が証明できることなどを基準に、良材を使っています。住宅の建築で最もボリュームが多いゾーンなので、見積もりをつくる際に最も頭を使う部分でもあります。この価格が極端に安いと、結局は住宅の質を下げることにつながり、結果的に安心・安全を脅かすことになるので、要注意です。

また最近はウッドショックによって木材の値段が高騰しているため、お客様にはご理解をいただきながら見積もりを調整しています。

木工事の項目としては、構造材、羽柄材、床下地合板、野地合板、補足材、補足材運搬費、建て方レッカー、建て方、構造金物、階段材、杉ラス板、ボード、一般金物、造作材、建材類、造作家具、木工事手間などの詳細内訳が出てきます。

 

2021年08月27日(金)

(7) 基礎工事にかかる費用 その2

「捨コン」の作業まで終わったら、基礎工事本番になります。まずは配筋工事をし、その後型枠をつくり、基礎と建物をつなぐアンカーを取り付けます。ここまで準備が整ったら基礎コンクリートを流し込みます。鉄筋や型枠、コンクリートの材料単価があり、床面積に応じて小計が変わります。基礎コンクリートを流し込み終えたら、コンクリートの天端をきれいに均します。

玄関の土間を基礎と一体でつくる場合は、玄関の内外の土間コンクリートもここで一緒に打ちます。

基礎工事が終わった後に、掘削した土を所定の場所に埋め戻す作業や、残土の処分費用もかかります。また、大丸建設では安心・安全のためにコンクリートの強度試験を2回おこないます。基礎の型枠を外した後に、基礎の外側をきれいに左官で仕上げる「基礎仕上げ」も工事に含まれます。基礎パッキンの材料一式や、ポンプ車の手配の費用も基礎工事に含まれます。

こうして、工事の見積もりに含まれる費用を一つひとつ見ていくと、工事の流れがわかるので、おもしろいですね。

 

↑ 型枠組み

[写真:大丸建設のホームページ「施工レポートブログ」より]

2021年08月24日(火)

(6) 基礎工事にかかる費用 その1

基礎工事は文字通り住宅の「基礎」にあたる部分なので、ボリュームの大きなところです。使う材料(コンクリートやパッキンなど)の量によって値段が変わるので、大きな家であればそれだけ単価は上がります。大丸建設の建てる家では、160万円〜200万円程度になることが多いです。

基礎工事には、遣り方、掘削・砕石・転圧、捨てコンクリート、配筋工事、型枠工事、アンカー取り付け、基礎コンクリート、天端均し、玄関内外土間コンクリート、埋め戻し、残土処分、コンクリート強度試験、基礎仕上げ、基礎パッキン、ポンプ車といった項目が並びます。基礎ならではの独特の言葉が並びますよね。

「遣り方」とは、基礎工事前につくる仮設物のことで、建物の位置や基礎の高さ、基礎の中心線を出すことです。「掘削・砕石・転圧」は基礎工事のために地面を掘削したり、石を砕いたり、乱れた土を転圧して強度を保つことです。「捨てコンクリート」は地面を掘って地盤を固めた後に、水平面をつくるために打つ無筋のコンクリートのこと。こうして家を建てる地面がしっかりと固まったら、さらにその上に基礎が立ち上がっていきます。

 

↑「遣り方」・・・敷地内に建物の位置を出す作業のこと。

↑ 捨てコンクリートの上に組んだ鉄筋。

[写真:大丸建設のホームページ「施工レポートブログ」より]