私にとって最も重要で、常に身につけている道具は「メジャー」です。あらゆる仕事の中で、ほぼ必ずといって登場します。私が愛用しているのは、長さが5.5mのもの。天井高を図るには3mでも足りますが、道路の幅などを図る時には足りません。細い道路でも4mあり、建築時には車の置き場や道具の搬入などの要素も加味して測らなければなりません。
家庭用のメジャーならば3mで十分かもしれませんが、プロならば5.5mを持っていると様々な用途に使えるはずです。
もう一つ、私の持っているメジャーでは、尺とセンチが併記されています。大工現場は未だに尺貫法で大きさを測っています。そのため、尺での寸法ついているメジャーが必須です。私も、すっかり尺寸分がしみついてしまいました。「何尺何寸?」で大きさがわかるのも大工と工務店ならではかもしれません。
私のメジャーははじっこはひっかけられるようになっています。1人で長さを測る時でも、道路だったら角を当てて足で踏んで引っ張っていくことができます。また、ベルトにひっかかるようになっているので、私のファッションアイテムのようなものですね(笑)。