朝の最低気温が25.0度を下回らない日を「熱帯夜」といいます。東京都心では、8月3日の最低気温が26.3度を記録して以降、9月3日まで、32日連続で熱帯夜となりました。天気予報のニュースからは「東京ではようやく熱帯夜から解放」という、まさに安堵の言葉が漏れ聞こえたほど。体への負担も大きかったと思います。7月も東京では17日も熱帯夜があったので、寝苦しい期間が本当に長かったと言えます。9月6日に熱帯夜を脱して以降、ようやく朝晩に涼しさを感じるようになりました。
エアコンなしで夜ぐっすり眠るのが難しいような気候でしたので、体力を消耗した方も多かったのではないでしょうか。断熱性が高い家でない場合、日中の日差しで熱をもった屋根や壁からの輻射熱で、建物自体が熱く、エアコンの効きが悪いようなケースも発生したとも聞きます。もはや「省エネ」よりも、いかに命を守るかという視点で猛暑対策をしていかなければならない時代に突入したと感じます。