夏の「蚊」対策_14 薬剤を使った虫除け

夏場にはドラッグストア等でたくさんの虫除けが販売されています。

昔からあるのは渦巻き型の「蚊取り線香」ですね。緑色の蚊取り線香はピレスロイド系の薬剤を使っており、着火することで煙とともに殺虫剤が蚊の皮膚や口から神経に作用して殺虫します。予防+殺虫を兼ねることができるのが特徴です。天然素材のものは「除虫菊」という商品名で販売されています。

電気や電池で薬剤を空中散布して、殺虫&予防効果のある虫除けも各社から販売されています。火気やにおいが気になる方におすすめです。

ワンプッシュして効果が数時間長持ちするスプレータイプの殺虫剤は、1シーズンで1本あれば十分に事足りるほど、殺虫効果が強いです。蚊に直接噴射することで即撃退することができるものもあります。部屋に薬剤散布する時は、外出前など、人間が直接吸い込むタイミングは避けましょう。

肌に塗布するタイプの虫除けで有効成分が高いのはディートが含まれているものです。ただしこれには副作用があり、濃度が12%以上のものは「医薬品」、10%以下のものは「医薬部外品」として扱われます。濃度は持続時間の違いですが、医薬品は生後6カ月未満には使用しないこと、12歳未満も回数が制限されていますので、気をつけて使いましょう。

網戸や玄関に吊るすタイプのものや、網戸に貼り付けるものは、主にユスリカやハエ対策のもので、蚊に直接的に効果があるものではないので、購入時には注意が必要です。

その他、側溝等に使用する薬剤(錠剤や液剤)もありますが、個人使用は避け、自治体や害虫駆除専門業者と相談のうえご使用ください。

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