
これまで、ヒートショックが人々の健康と暮らしに及ぼす影響について考えてきましたが、住まいについては今後、「温度のバリアフリー」という考え方がとても重要になってくると考えます。
一般的に「バリアフリー」というと、段差をなくしたり、手すりを設置したりすることで、高齢者や障がいのある方が住みやすい家をつくることを指します。
しかし、温度のバリアフリーとは、「家の中の温度差をなくし、どの部屋でも快適に過ごせる環境をつくること」を意味します。
・リビングと廊下の温度差がない家
・お風呂場やトイレが寒くない家
・部屋ごとの暖房を必要としない家
このような住宅であれば、ヒートショックのリスクを抑え、快適で健康的な暮らしが可能になります。
1月末に竣工した町田市の住宅は、まさに「温度のバリアフリー住宅」を実現したような住まいです。これまで大丸建設が手がけた住宅の中で最も断熱性能が高く、エアコン1台で家中の冷暖房を賄うことができます。