大丸建設では、なるべく「近場」から材木をとりたいとも考えていて、関東地方で比較的林業が盛んな栃木県からも材木を取り寄せています。紀州から運ぶよりの輸送距離が短いので、価格もおさえられます。
栃木県産材は、益子林業からとっています。
益子林業で扱うのは、八溝材といって、栃木県と茨城県と福島県の県境にある八溝山系で伐採された材木です。そのなかでも、栃木県側で産出された材を「とちぎ八溝材」と呼んで製材しているとのことです。乾燥方法として、伐採後、枝葉をつけたまま3〜5カ月山林で寝かし、丸太の内部まで含水率を下げる「葉枯らし材」を使っています。
とちぎ八溝材は関東のなかでも良材として知られています。木目がきれいで、赤身の色が美しく、強度が強いのが特徴です。
[写真提供:益子林業有限会社]