(6) 宮城県「くりこま」の燻煙乾燥材

大丸建設が自然素材に特化した工務店として舵を切った時からお付き合いがあるのが、宮城県北部の栗駒山麓の材木です。

「くりこま材」と呼ばれる杉は、乾燥方法に特徴があります。燻煙乾燥とは、木材を低温でじっくり燻しながら乾燥することで、木材の繊維質を壊さずに強度を保ちながら、虫を寄せつけない独自の製法です。くりこまの燻煙乾燥材は、スモークのような独特の燻された香りがあり、色もほんのりとピンクがかっていて、とても個性的です。虫に強いので、構造材や水回りにも使っています。

以前、会社で、くりこまの林業ツアーをしたことがありました。山の神様に祈りを捧げてから、大樹を伐採しました。切り口から水が滲み出て、さっきまで大地から水を吸っていたことがわかりました。そんなふうに、産地とつながっているからこそ伝えられることもあると思っています。

【写真提供:株式会社くりこまくんえん】

http://www.kurikomakunen.jp/

 

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