(4) 森に立っているように木を使う

大丸建設では以前、山長商店の榎本会長をお招きして、家づくりセミナーを行ったことがあります。

榎本会長のお話でたいへん印象的だったのが、「木が森の中で立っているように、家を建てましょう」ということ。先月お話ししましたが、木は根っこの方を「元口」といい、空に近い方を「末口」といいます。ですので、家を建てる時にも、「元口」を土台側にして、「末口」を天井側にすることで、木が元々地面に立っていたように家を建てることができます。

木表、木裏についても、家のどこの部分に木のどの部位を使うのかで室内の表情が変わります。木目がまっすぐできれいな柾目部分は床の間など家の顔になる部分に使ったり、一方で木目が印象的な赤身部分は子ども部屋に、など、木の表情によって使う場所を変えることもできます。

[写真提供:山長商店]

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