(8) 適材適所を見分ける技術

このように、樹種や、樹木の部位によって、家のどの場所にどのような木材を使うのか、「適材適所」で木を配していく技術が、工務店や職人には求められます。

大丸建設では古くから、「木は、森で立っていたように使うのがいい」と伝えられてきました。材木になってしまうと、木のどちらが上で下なのか見分けがつけにくくなります。根っこの方を元口、天に向かう方を末口というのですが、元口と末口の方向性を確かめるのには、板目や節の流れ方を見るとわかります。板目が矢印のように上を向いているのが末口方面になります。

また、木には「表」と「裏」があります。板状になった時に、白身(辺材)側が木表、赤身(心材)側が木裏です。白太の方が、一般的に板目がまっすぐできれいなので、内装の表面に向くようにします。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です