一軒の家が建つまで_7 昔は大工棟梁が監督を務めていた

家づくりには実にさまざまな職人が携わっていることがわかります。現場監督はすべての業者の得意を見極め、職人さんを見定めて仕事を依頼していきます。職人も人なので、気持ちよく仕事ができるよう、信頼関係を築いていくことが大切です。

昔は今ほど設備関係が複雑ではなかったので、家づくりのほぼ全てを大工棟梁が采配していました。大丸建設の初代や二代目は、明治・大正時代に活躍しましたが、当時は大工が直接水道屋さんや左官職人を呼んで家づくりをしていたそうです。まさに「町守り」だったようで、住まいに関わることは棟梁に聞け、という存在でした。

まさに大工棟梁が全てを采配できる時代から、より仕事が高度に細分化してきた時に全ての職人を采配する役職として、工務店ができたのです。大丸建設の成り立ちも、まさにその歴史になぞらえることができます。宮大工として活躍してきた初代、二代目から、戦後に工務店をおこして地域の職人たちを束ねていった三代目。会社化したのも三代目のころです。その後は地域に密着した工務店として時代を重ね、私で六代目になります。これからも職人さんを大切にして、現場第一主義でいきたいと思います。

 

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