(4) 断熱工事を重視すれば住まいの快適性が上がる !?

断熱工事の見積もりでは、基本的には断熱材と防湿気密シートの材料費が計上されます。

断熱材は最低限の場合、屋根、壁、1階床といった、外周部に面した場所に施工します。バルコニーや間仕切り壁までに断熱材を使うと、家全体の断熱性能がより高まります。

断熱材は厚みにより断熱性能が大きく変わります。断熱材を厚くするほど、外気の温熱環境に左右されにくくなるため、夏は涼しく、冬は温かい家になります。結果的に冷暖房のコストが削減され、快適性が増すので、建築の予算に少しでも余裕があれば、断熱性能を高めることをおすすめします。

断熱材は、断熱材の種類(安価なものならばグラスウール、エコにこだわるなら羊毛やセルローズファイバーなど)によって単価が異なります。あとは厚みをどうするかによって建物全体の断熱性能が変わります。

住まいにおける断熱材のコストが、その建物の暮らしやすさ、心地よさに直結してきます。

 


↑ 屋根の通気層を確保する為の、通気スペーサー(白いたまごのパックみたいなもの)。

 この隙間を通って、空気が流れます。

[写真:大丸建設HP「施工レポートブログ」より]

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