防蟻工事とは、読んで字の如く、「蟻を防ぐ」つまりシロアリ対策のための工事です。
シロアリ対策で最も重視すべきなのは、床下の環境です。シロアリは光が入らずにジメジメしているところを好むので、床下や水回り付近を風通しよくすること、少しでも光が入るようにすることで対策ができるようになります。
物理的な対策としては、シロアリの侵入路を遮断することです。シロアリの侵入路付近に毒餌を置く、基礎のクラックをつくらないことで床下付近の土からの侵入を防ぐなど、いろいろな方法があります。
薬剤を使った対策としては、シロアリの忌避成分を含んだ薬剤を床下に散布したり、シロアリの餌となる木部に薬剤を浸み込ませることです。
ただ、薬剤散布は人の健康に影響する可能性もあるため、大丸建設では薬剤とシックハウスの関係を勉強し、人体への影響が少ない自然由来の忌避剤を使うなど、お客様と話し合いながら施工を進めていきます。
↑ 土台の基礎側に、ヒバ油を塗って防蟻性能を高めます。
[写真:大丸建設HP「施工レポートブログ」より]