(2) 大工手間こそが住宅建築の命!

木工事の費用で大きなボリュームを占めるのに「大工手間」があります。これは、有り体に言えば大工の人件費のことで、おおよそ床面積によって単価が決まります。とはいえ、床面積で一律なわけではなく、例えば細やかな化粧が要求される内装部や、屋根裏などで見た目はあまり気にしなくてもいい場所など、単価は細かく変わってきます。床面積に対してどれくらいの日数がかかるのか、工期に余裕がない場合は必要に応じて応援大工を頼むこともあります。

基本的には設計図をもとに、材料や工数も細かく決まったうえで最終契約になるため、工事は見積もり通りに進んでいくものではありますが、途中で工事内容が変わったり、あまりにも工数が増えてしまうこともあるため、その際は再び話し合いなどをして見積もりを調整することもあります。

木工事の費用に「構造金物」「釘・金物費」があります。木と木を接合する時には接着剤は使いません。ホゾ組などで木を組み合わせ、金物で接合したり、釘で固定したりします。釘や金物が木工事に含まれるのはおもしろいですね。

[写真:大丸建設HP「施工レポートブログ」より]

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です