2018年01月15日(月)

大工は「右官」

大工とは、主に木造の建物の建築・修理をおこなう職人のことを指しますが、江戸時代よりさらに遡ると、大工のことを「右官」と呼んでいた時代があるそうです。

はるか奈良や飛鳥時代の昔、天皇のために都を建設する職人のうち、建築のうち「木」に関わる職を「右官」、そして「土」に関わる職を「左官」と呼んだそうです。

日本の住まいは、確かに「木と土」でできていますよね。木で骨組みをつくり、土で壁をつくっていました。藁すさなどで土を練り固め、板や茅などで屋根を葺いていました。

大丸建設では、自然の素材を組み合わせた大工や左官の英知を今に伝えているのだと思うと、誇らしいです。

2018年01月11日(木)

一人前の大工になるまでの厳しい修業

江戸時代に一人前の大工になるまでは、厳しい徒弟制度を乗り越えていかなければなりませんでした。親が手付金を親方に支払い、請書を書きます。だいたい12、3歳ごろに弟子入りするケースが多かったようです。基本的に寝食は与えられますが無給で、年に一、二度里帰りできればよかったようです。

朝は飯炊き、掃き掃除と家の用事から、仕事に行くにしても弁当持ち。技術なんて教えてもらえません。よくて道具の名前を教えてもらう程度。熱心な子は仕事を見て覚えていくこともありますが、厳しい修業に耐えかねて逃げ出す子もいたようです。

 

夕方戻ると風呂焚き、飯炊き、布団の世話と、朝から夜まで親方に仕える日々が続きます。こうした年季奉公が8〜10年続くのです。現代ではなかなか考えられませんね。

2018年01月08日(月)

建設業「華の三職」

大丸建設の初代は江戸時代末期の生まれです。明治、大正、昭和、平成と受け継いできた時代のリレーも、江戸の文化に端緒があります。

 

残念ながら初代とは会ったことも話したこともありませんが、江戸時代の大工や職人のことを知れば、なんとなく初代のことも想像できるような気がします。

江戸時代末期、江戸は人口250万人を抱える世界一の大都市でした。それを支えたのが建設業。大工・左官・鳶職は「華の三職」と言われ、たいへん誇り高い職業だったと言われています。江戸の街をつくったのはオレたちだという自負があったのでしょう。粋でいなせで、威勢がよく、一方で鼻っ柱が強いという特性もあったようです。

2018年01月04日(木)

職人の系譜

新年あけましておめでとうございます。

大丸建設は9日(火)から営業を開始いたします。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

大丸建設は明治初期に天才宮大工とうたわれた初代・石黒善太郎を始祖に持ち、現社長の安田昭で5代を数える老舗工務店です。時々「自分で老舗というなんて……」とはばかられる時もあるのですが、私が次の社長を継ぐ時には6代目、そして150年の歴史となります。現代まで家業として続いているということは、誇りに思ってもいいのかな、と思います。

初代の後を継いだ2代目・石黒仙太郎は、大正期の名建築を数多く手がけました。東京墨田河畔の藤堂伯爵邸(大正12年9月の大震災で焼失)や、飛鳥文吉邸が代表作品です。

いずれも匠の技と粋を極めた高級木造建築を得意とした初代・二代。彼らの系譜を私たち大丸建設は今に受け継いでいます。

2017年12月28日(木)

大丸建設の”ZEH普及目標”

大丸建設のZEH普及目標は以下の通りです。

 

2016年(平成28年)  0%

2017年(平成29年)  10%

2018年(平成30年)  20%

2019年(平成31年)  30%

2020年(平成32年)  50%

2017年12月28日(木)

大丸建設はZEHビルダー登録をします!

国はZEHの普及に力を入れています。そのため、経済産業省資源エネルギー庁では、ZEHロードマップを定め、2020年までに着工する新築住宅のうちZEHが占める割合を50%以上にする事業目標(ZEH普及目標)を掲げるハウスメーカー、工務店、建築設計事務所、リフォーム業者、建売住宅販売事業者を「ZEHビルダー」と定め、公募しています。

 

大丸建設は、環境建築の普及に尽力しておられる野池政宏氏の主催する「Forward to 1985 Energy life」で学び、日本の住宅の消費エネルギーを1985年程度におさえる省エネ住宅を建てています。また、環境省の「うちエコ診断士」としても登録しています。

 

大丸建設は省エネの専門家として、今年度中にZEHビルダー登録工務店となり、今後新築住宅でZEHを目指してますます技術研鑽を積んでいきます。

 

さて、今年も残すところあとわずかとなりました。この一年、大変お世話になりました。大丸建設は明日29日で仕事納めとなります。新年は1月9日(火)から営業を開始いたします。

来年も、頑張ってブログを更新していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、よいお年を!

2017年12月25日(月)

住宅の性能を数値化する

2020年は住宅産業にとって、大きなターニングポイントになります。2020年に「住宅の省エネルギー基準の義務化」が予定されており、今後家の省エネ性能に最低基準が設けられるようになります。

実は日本ではこれまで、住宅の省エネ基準はありませんでした。無断熱の住宅であっても違法状態にはなかったのですが、そのことが日本の住宅の省エネ性能を世界最低ランクと呼ばれるほどの状態にしてしまったのです。ZEHの専門家の多くは「2020年基準でも世界標準に比べると低い」と言いますが、今後基準を設けることで、段階的に基準を引き上げていくことも考えられます。

 

今後は建物の「外皮の断熱性能」だけでなく、「一次エネルギー消費量」も総合的に評価されるようになります。

 

大丸建設ではこれらの数値をわかりやすくお客様に示せるよう、準備をしています。

2017年12月21日(木)

住まい手自身の意識向上を

ZEH(ゼロエネルギー住宅)の普及を進めていくうえで、HEMS(ヘムス=家庭の消費エネルギー量を可視化する機器)があれば、住まいのエネルギー収支を簡単にはかることができますが、本質的には住まい手が家庭のエネルギーの仕組みについて理解し、住宅の建設時点で効果的な投資をしていくことが大切です。

 

断熱性能が高ければ、暖房冷房にかかえる消費エネルギー量を減らすことができるので、家電の性能に振り回される心配がありません。また、パソコンなどの消費電力量の小さな機器よりも、冷蔵庫やエアコン、給湯器といった消費エネルギー量の多い機器に投資をすることで、総合的なエネルギー量を減らして「元をとる」こともできるようになります。

 

新築住宅を建てる際には、大丸建設も持てる知識を総動員してご相談にのりますので、いつでもお声がけください。

 

2017年12月18日(月)

住宅でのエネルギー使用量の「見える化」がカギ

ZEH(ゼロエネルギー住宅)を実現するためには、幾つかのポイントがあります。

・高断熱で、省エネ性能が高い躯体であること。

・太陽光発電設備が搭載されていること。

・家電の省エネ性能が高いこと。

・家で使用しているエネルギー量が可視化されていること。

特に「見える化」については、一見見逃されがちなのですが、住まい手の省エネ意識を高めるためにも極めて重要な施策です。

家庭用のエネルギー見える化機器に「HEMS(Home Energy Management System、ヘムスと読む)」があります。HEMSは家庭の分電盤に設置することで、部屋ごとの消費エネルギー量がわかり、スイッチのON/OFFで数字が変わるので効果がよくわかり、住まい手のモチベーションが高まります。

ZEHの住まいはHEMSを標準搭載にすることも多いので、ぜひ積極的にふれてみてください。

2017年12月14日(木)

2020年に標準的な新築住宅をZEHに

日本政府は今、ZEHの普及にとても力を入れています。経済産業省資源エネルギー庁による「エネルギー基本計画」では、以下のように記されています。

 

(中略)

住宅については、2020年までに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均でZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の実現を目指す。

(中略)

 

今は2017年末なので、あと3年で標準的な新築住宅ではZEHが当たり前になっていく……この意味するところは、太陽光発電設備の搭載と、高断熱な省エネ性能が新築住宅の基本スペックということになりますね。

経産省が発表した「ZEHロードマップ」によると、「ハウスメーカー、工務店等がつくる新築住宅の過半数がZEH」と示されているので、私たち大丸建設もその流れに追いついていかなければなりません。