気候変動から気候危機に_2 気候危機による影響

気候危機によって、私たちの生活は大きな影響を受けています。今年の日本は、暑く長い夏になりました。東京の真夏日の期間は90日に及び、夏の間は外出したり、外でのスポーツが命の危険に直結するような事態に。熱中症による緊急搬送や死亡事例も後を絶ちません。

極端な豪雨や台風の激化も増えています。気象予報で「緊急安全確保」「避難指示」といった、命を守るための行動を呼びかけられるようになりました。河川の氾濫や土砂災害などで、生活基盤を奪われる人も増えています。

農作物への影響も甚大で、豪雨被害などによる作物の被害だけでなく、気温が上がることによりコメの品質低下や、作付の適地が北上する、畜産や酪農で家畜が暑さにやられる、魚の生息域が変わるなど、第一次産業は大打撃を受けています。

環境より経済が優先と言われていた時代はとうに過ぎ、環境に対してきちんと対策をしなければ経済基盤も奪われてしまうことになりかねないのが気候危機時代の特徴です。

 

 

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