URA 「地域主義建築家」宣言

住宅雑誌『チルチンびと』を発行する風土社の理念的な礎となっている、平良敬一先生の「地域主義建築家宣言」の草案をここに記載します。

 

かつての民家は日本列島の住人たちが気候風土と闘いながら、長い時間をかけて築いてきた住まいのかたちでした。

しかし、それは猛烈なスピードで変化し続ける技術や科学ばかりが尊重されるのと反比例して、軽視され捨てられ消失してきました。

私たちURA(Union of Regionalism Architects=地域主義建築家連合)は住む人の暮らしをイメージし、使い勝手や構造強度にすぐれた、美しく、心地よい住宅を、建主と工務店とともにつくる建築家集団です。

住宅が商品化される現代の風潮の中で、家をつくることを文化の一端ととらえ、土地の気候風土や先人たちが築いてきた伝統を尊重し、地球環境への配慮を怠らず、国産材、自然素材を使った、良質な家や美しい町並みを、地域で活動する工務店とともにつくっていきたいと考えます。

さらには、新しい家の在り方も柔軟にとらえる広い視野を持ち、知識と技術の工場に努力を惜しまず、「文化としての住宅」建築のために、時代を切り開く「美学」を養うことをめざします。

 

(『チルチンびと』92号/2017年 より)

なぜ工務店×建築家でコラボするのか?

大丸建設がこのたび、URA(地域主義建築家連合)とのコラボ展開を始めるにあたって重視しているのは、東京・首都圏という地域条件のなかで、よりよい住まいを未来に伝えていきたいと考えているからです。

首都圏は特に、敷地の制約が多く、その中でお施主様らしいライフスタイルを送っていただくには、卓越したデザインと周辺環境を読み解く建築家の腕が欠かせません。ディテールにまで込められた設計思想を読み解き、それを形にする工務店=大丸建設と手を携え、双方の力を広く伝える広報・周知拡大を目指します。

地域主義建築家連合(URA)とコラボします。

東京の気候風土や社会環境を生かし美しい設計、無垢材や自然素材に新たな命を吹き込む匠の技を、次世代に伝えていきたい。東京・多摩地区で明治初期より150年の歴史をつなぐ株式会社大丸建設と、雑誌『チルチンびと』が提唱するURA(地域主義建築家連合)で首都圏を拠点に活動を行う建築家とがコラボして、東京都ユーザー拡大展開を行いたいと考えます。

6月から順次、URAの建築家の方々と一緒に、住まいの相談会を開催します。素敵なデザインと本物の自然素材の融合を楽しみにしてください。

小型ペレットストーブ「きりんさん」

ウッドストーブフェスで、大丸建設のブースでは、小型のペレットストーブ「きりんさん」を展示しました。これが来場者の方々にとても人気で、「どこで買えるんですか?」「形が可愛ですね!」など、きりんさんに興味津々な方がブースに集まってきました。

きりんさんは、ペレットを燃料にしたアウトドア用の調理器具で、バーベキューなどの焼き物調理や、煮込み料理、ピザを焼くことにも使えます。

燃料は木質ペレットで、長時間効率よく燃焼させるための排気口があり、その排気口の首が長く、まるで「きりん」のような形状なのが特長です。頭から煙が出て、お尻から灰がでるというのが、なんとも遊び心にあふれていておもしろいですね。

 

https://kirin3.jp

ウッドストーブフェスに参加してきました。

2019年1月下旬に、東京都八王子市で開催された「ウッドストーブフェス2019」に参加してきました。大丸建設と、雑誌『チルチンびと』との合同出店です。

このウッドストーブフェスは、薪ストーブの販売・メンテナンス会社の東京ストーブが主催し、全国の薪ストーブメーカー11社と、アウトドアブランドなどが出店し、アウトドアや薪ストーブ愛好家など多くの参加者で賑わいました。

大丸建設の住まいでは、薪ストーブを設置するお客様もいるので、会場でOBのお客様に再会したりと、楽しい1日を過ごしました。

 

https://www.facebook.com/events/2237510529615152/

 

やっぱり地元・稲城です。

2000年代のお客様の傾向を見ていてはっきりとしているのは、大丸建設のお客様は首都圏各地にいるけれども、実は地元・稲城市のお客様の数が圧倒的に多い、ということでした。稲城市は面積も人口も小さな都市なので、稲城市単体をマーケットとして考えると小さいように思えますが、やはり「地元」は強いということが判明しました。

近接している多摩市、府中市、調布市、狛江市、町田市などのお客様もいらっしゃいますし、川崎市麻生区や多摩区にもOBのお客様は何軒もあります。「多摩地区」といってもエリアが広いので、イベントや広告を打っていく時に、どこをターゲットにするかといえば、やはり稲城市になっていくのかな、と思います。

昨年、くらすクラスさんの「くらす市」や「稲城手づくり市民祭」に出られたことは、私たちにとってよい転機になりました。地元のお付き合いは、長く続けてこそ、と思います。稲城市の方にとっての大丸建設の存在意義を感じていただけるよう、地域に貢献していきたいと思います。

大丸建設のお客様はどこにいる?

昨年末、2000年からの新築住宅のお客様がどんな方なのかを、振り返りました。大丸建設は、協同組合匠の会や、チルチンびと「地域主義」工務店の会、forward to 1985、ふんわりネットなど、建築業界のグループに加盟しています。

2000年代前半は、匠の会経由のお客様が多かったです。当時匠の会は朝日新聞に全面広告を定期的に出しており、新建材の建売住宅全盛期に「匠の技」を大々的に打ち出す団体として、他とは一線を画しており、注目を集めていました。お客様の「匠の会」への信頼感は高く、とても高いブランド力でした。

2003年にチルチンびと「地域主義」工務店の会に入ってからは、住宅雑誌『チルチンびと』経由のお客様も増えてきました。チルチン関係のお客様は、自然素材、無垢材、ナチュラルなライフスタイルを志向している方が多く、価値観がはっきりしているので、私たちを目指して選んでくださっている、という実感がありました。

 

小さなイベントの積み重ねが生きている

「だいまるけんせつオープンカフェ」に行き着いたのは、これまでの数年間、様々なイベントを通して経験を積んできたからだと思います。15年くらい前には大々的に「大丸木工フェスタ」をおこなっていましたし、3年前は「土曜日の日曜大工講座」を1年間続けた年もありました。2年前は横浜市のNPO法人森ノオトさんにお願いして、毎月木工イベントをおこない、若手大工さんにイベント慣れしてもらう機会がありました。こうした経験から、昨年は稲城長沼駅周辺で活動している「くらすクラス」さんと一緒にイベントをするようになり、地元・稲城での認知度が高まってきたように思います。稲城市の手づくり市民祭に出店したのもいい経験です。

他にも、ふんわりネット、日本の森バイオマスネットワークなどを通じたイベント経験があり、まずは自分たちの足元で、自社発信で小さくも地域に根ざしてやろうとした形が「だいまるけんせつオープンカフェ」です。今までいろいろやってきて、最も手応えがあり、また私たち大丸建設らしい形になったな、と思っています。

小さな工務店ならではのイベント

大規模な住宅展示場に行くと、土日祝日にはキャラクターがやってきてヒーローショーがおこなわれたり、先着10名様にはノベルティグッズをプレゼント!などとキャンペーンを売って集客をしています。そこには、本当に住宅を購入したい人もいれば、イベント目当ての人も一定数いるようです。住宅展示場は一等地にあることが多く、家賃等の維持費も相当のものです。休日は盛況の住宅展示場も平日は閑散としているので、これはものすごい営業経費だな、と思います。

大丸建設はショールームもなければ、定期的なイベントがあるわけでもありませんが、ここ数年で少しずつ、自社でできる範囲での小さなイベントをおこなっています。そうした活動を広げて、少しでも大丸建設の大切にしている「木の家」「伝統技術」を伝える機会を増やしていきたいと思います。

看板も大事な広報です

大丸建設では昨年秋から、本社前の看板を活用し始めました。くらすクラスのイベントや、だいまるけんせつオープンカフェの告知や、木の家での暮らしに関するミニ知識などのチラシを貼り付けています。通り沿いの窓側には、大工さんがつくった木のおもちゃや、木工作品などを並べて、温かな雰囲気が伝わるように工夫しています。

 

大丸建設はJR南武線稲城長沼駅から徒歩5分ほど。稲城市役所から駅までの通り道にあります。近くには幼稚園もあり、子連れの親子が通ることもあります。そうした方々に、大丸建設に親しみを感じていただきたいと思い、会社前を重要な広報拠点として PRを始めていきました。

だいまるけんせつオープンカフェのお客様は、この掲示板を見た方、通りすがりの小学生などもいて、すごく効果があることを感じています。