通りからの「眺め」を大切にする

大丸建設の本社は、府中街道から天神山通りに折れたすぐの、通り沿いにあります。向陽台や城山の方面から、天神山通りを通ってJR南武線稲城長沼駅に抜ける道沿いなので、その通りからの「目」を意識して、内装をつくっていきます。具体的には、掃き出し窓から見える打ち合わせ室を、自然素材の温かみを感じられる空間として、「ふらりと立ち寄ることのできる工務店」のコンセプトが伝わるようにしつらえていきます。

本社の外観に檜材を貼ったり、外看板を設置してイベントの広報をおこなったり、建築に関するまめちしきを張り出すなどして、少しずつ、大丸建設のやっていることを知ってくださる地域の方が増えてきました。そのように、空間自体を「発信源」として、ていねいに磨いていこうと思います。

見えない部分も大切に

今年の山場でもある本社1階打ち合わせ室のリノベーションは、社員全員で心を合わせて取り組んでいきます。大丸建設がどんな工務店なのか、大切にしていることが伝わるよう、「ここで家を建てたい」とお客様が感じられるような空間をつくっていきます。

一方で、外側から見えにくい、執務室の整理にも取り組んでいきます。昨年末に入ったパートさんにお願いして、会社の資料や備品等の整理整頓を始めました。大丸建設は、それこそ明治初期から150年にわたる歴史のある会社で、OBのお客様の図面だけでも相当数になります。これらを可能な限り整理して、歴史と資料とデジタルを共存させながら、快適な執務環境をつくっていこうと思います。

中村聖子さんからのアドバイス

昨年12月の「だいまるけんせつオープンカフェ」のゲストは、建築家の中村聖子さんでした。11月に松本直子さんから指摘を受けて、本社1階の打ち合わせスペースのリノベーションプランを考えました。

玄関から入ってすぐのところに冷蔵庫が見える状態はよくないので、三枚引き戸で仕切って、奥の執務スペースを個室として、打ち合わせ室はすっきりと見せる形にしています。これまでは玄関で靴を脱いでスリッパに履き替える形でしたが、お客様が土足のまま入れるようにして、外との接続を重視します。

机や椅子は、デザインされたものに変更していく予定です。展示物も、置きすぎず、見せすぎず、ほどよくスッキリした空間にしていくつもりです。

3月にプロジェクト案を発表できるように準備します。

大丸建設の本社社屋リノベーションプロジェクトは、できる限り参加型にして、お客さんとも一緒にDIYできるような楽しい仕掛けをご用意しようと思っています。

大丸建設では以前から、木工フェスタや、DIYの教室、木工教室をおこなっていたこともあり、お客様に手を動かしていただくことは、得意としています。壁塗りや塗装、電動工具を使った壁張りなど、興味のあるお客様もいらっしゃるのではないかと思います。自分が空間づくりに参加した場所は、きっと愛着を感じていただけるのではないでしょうか。

大丸建設が地域に根差していくためにも、本社のリノベーションプロジェクトをうまく活用していきたいと思っています。

URA建築家の意見がリレーで反映される仕組みに!

大丸建設本社社屋のリノベーションプロジェクトは、昨年11月、URA建築家の松本直子さんの指摘から始まりました。そこから早急に社員で課題を共有し、12月には全体のスケジュールを検討しました。

「だいまるけんせつオープンカフェ」は、12月、1月、2月までURAのゲスト建築家が確定しています。11月に松本直子さんに指摘を受け、12月の中村聖子さんにアドバイスをいただいて図面をおこし、1月の岩瀬卓也さんに修正案を確認していただき、2月の伊藤誠康さんに最後の確認をお願いして、予算化、スケジュールを組んでいく、という流れで進めていきます。

2019年に取り組んだ、大丸建設とURAのコラボプロジェクトが、このような形で反映されるとは、当初は思ってもいませんでした。私自身、今からとても楽しみです。

社員が一丸となって取り組む全社プロジェクト

チルチンびと「地域主義建築家連合」Union of Regionalism Architects=URA)とコラボした「だいまるけんせつオープンカフェ」で、大丸建設の内装やデザインについての課題を社員全員で共有しました。

「本社の打ち合わせスペース全体の空間から、テーブル、椅子一つに至るまで、会社の取り組みがきちんと見えるように」と、松本直子さんから指摘を受けたように、大丸建設の自然素材や内装へのこだわりを、本社社屋に反映させていこうと、社員全員で取り組む一大プロジェクトとして実施していきます。

すでに、設計の田上からは図面があがってきており、毎月ゲストが変わるURAとのコラボイベントで、建築家の先生方から意見をいただいて、春先からプロジェクトをスタートさせようと思います。

URAとのコラボが大きな転機

昨年夏から始まった、チルチンびと「地域主義建築家連合」Union of Regionalism Architects=URA)とのコラボレーション。「だいまるけんせつオープンカフェ」に、URAの建築家をゲストとして招き、住宅の相談会を開催しました。

木工体験のお客様が少ない時間帯には、大丸建設がいかに建築家とコラボして具体的に事業をおこしていくかについて相談しました。

『チルチンびと』でも大人気の建築家・松本直子さんがゲストにお越しくださった昨年11月には、大丸建設の本社社屋の内装について、「この会社に施工をお願いしたい、と思えるようなデザインの空間にすべき」と、具体的かつ厳しいご指摘をいただいたことに、大きく背中を押されました。

掲示板の充実、広報につながっている!

本社外観の工事より少し前に、本社入り口の掲示板を整備しました。イベントの情報や、大丸建設の素材のこだわりなどを屋外に掲示して、大丸建設の情報を道ゆく人が自然と目にすることができるように、環境を整えました。

イーゼルを用意して、「ふらりと訪れることのできる」よう、ウェルカムな雰囲気づくりをしました。

今、建築業会は空前の人手不足です。私たちも例外ではなく、ずっと求人では頭を抱えていました。今年は、営業に山崎努が加わりました。広報の坂本が家族の地方転勤に伴い引っ越すことになった時には、パートスタッフの募集を「掲示板」にしてみました。そうしたら、近所に住む方を採用することができました。掲示板の広報効果を実感することになりました。

本社社屋の外壁工事で明るい印象に!

今年、地域主義建築家連合(URA)の建築家の方々をお招きして、大きく変わったのが、大丸建設の本社社屋をリノベーションしていくことです。その第一弾として、会社の顔でもある「外壁」をリニューアルしました。檜の無垢材の板張りにして、自然素材派の工務店であることが本社社屋の外観を見てもわかるようにしました。

長年、産地と結びついて、国産の無垢材を手に入れられる環境があること。そして、良質な材を加工できる技術を持った大工に恵まれていること。大丸建設の強みを示すには、素直にそれを地域に見せていくことだろうなと思いました。

新しい外観は、地域の方にも好評で、私も嬉しく思っています。

ふらっと立ち寄れる工務店

2019年の1月に掲げた、大丸建設の新しいコンセプトが、「ふらっと立ち寄れる工務店」です。生活に困ったことが起こったり、住まいの不具合を相談したり、そんなふうに、「我が家のハウスドクター」として、町医者のように気軽に住まいの相談をしてほしい。そんなことを考えて2018年に始めたのが「だいまるけんせつオープンカフェ」です。

今年は、地域主義建築家連合とのコラボイベントに発展し、こうした地域活動の積み重ねによって、常連さんやリピーターさんからの、新築の受注にもつながるなど、うれしい成果が出た年でもありました。