2015年01月23日(金)

2015年のテーマは「Re」

2015年は「勝負の年」と位置づけ、今までの「待ち」の姿勢から「攻め」に転じられるよう、昨年来、準備をしてきました。
今年は「Re」をテーマに、リフォームやリノベーションに力を入れていきます。
少子高齢化社会の急速な進行で、日本の人口はすでにピークを迎え、急激な人口減のカーブを描き始めています。当然ながら新築住宅の着工件数も減り、住宅産業も新築偏重からリフォーム、リノベーションを重視する流れが生まれています。
大丸建設では「1985リノベ学校」に通い、環境省認定「うちエコ診断士」の資格取得、省エネマイスターの資格取得など、リフォームやリノベーション、省エネに力を入れて勉強してきました。2015年は学びの成果を現場で実践する時。お客様へのリフォームの提案や、省エネしながら快適な暮らしを実現するアドバイスなどを積極的におこなっていきたいと思います。

2015年01月20日(火)

2015年は勝負の年

家族で代々受け継いできた大丸建設は、創業を明治初期にさかのぼり、匠の技と心が今に息づく、歴史のある会社です。私は専務として、父である社長と兄である常務と一緒に会社を運営していますが、時代の流れを読み、社員や家族を養っていき、私たちが建てた住まいのお客様をこれからもサポートし続けるために、持続可能な経営をしていかなければなりません。
大丸建設が「チルチンびと『地域主義工務店』の会」に入会して11年、匠の会は35年経ちます。こうした協同組合や同業者の集まりも、続けていくのは簡単なことではありません。理念と現実との狭間で、時にはイケイケドンドンと進み、時には停滞や我慢の時期もあります。会員社の増減もありますが、「続ける」からこそ得られること、見えてくるものもあるな、と感じています。
140年の歴史を持つ大丸建設、次の10年、20年を見据えた時に、今年は勝負の年になるのではないかと思います。私自身、気力体力ともに充実し、「攻め」の姿勢でがんばります。

2015年01月16日(金)

願いや目標は口にすればかなう?

会社の経営をしていると、楽しいことばかりでなく、納期に追われたり、数字を求めたりと、人手不足に悩んだり……と、頭を抱えることも多いのが実情です。
大丸建設には経験豊富な社員や職人さんに支えられていますが、いかんせん小さな会社ですので、お客様からの問い合わせに対応するのも、営業先を拡大していくにも、マンパワーが足りません。スタッフ同士がお互いの得意分野を理解しながら支え合い、お客様にも恵まれ、140年にわたる会社の歴史をつないでいます。
私は専務という会社を引っ張る立場として、大丸建設の六代目としての誇りと、未来へとバトンを手渡す役目を認識し、会社の目指すべきビジョンを描きながら、今年もていねいに会社を運営していきます。
ブログに思いをしたためることで、自分の足元を見つめ、未来を志向するいいきっかけになっています。そして、思いを口にすることで、夢の実現に向け、少しずつ近づいているのを実感しています。

2015年01月13日(火)

地域の異業種交流会を立ち上げます。

昨年の年初に掲げた「地域とのつながりをつくる」という目標が実現できる運びとなりました。「小田急京王沿線商店主会」という異業種交流会の立ち上げメンバーとして、今、活動をしています。
私は今、世田谷区に住んでいます。小田急線の沿線住民です。近隣の祖師ケ谷大蔵駅にあるイタリアンレストランに通ううちに、鍼灸治療院や税理士、写真屋さんなどの商店主と出会い、行政区にしばられない「沿線」という地域単位でつながっていこう、と、異業種交流会が立ち上がることになりました。大丸建設は京王線稲城駅にあり、「小田急京王沿線」はまさに私のフィールドです。
週に1回、朝に集まり、モーニングを食べながら沿線の活性化について話し合っていきます。同世代の仲間が多く、和気あいあいとしていて、話の一つひとつが学びになり、とても楽しいです。
「チルチンびと『地域主義工務店』の会」が立ち上がるときも、同じようなワクワク感がありました。それを地域密着の異業種でやっていく。昨年来の夢がかない、日々充実感を覚えています。
いよいよ第一回目が1月20日に行います。今から楽しみにしています。

2015年01月06日(火)

2015年、あけましておめでとうございます。

ブログの読者の皆様、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
ブログを始めて丸3年。続けることで、自分の変化を感じています。毎年目標を立て、我が身を振り返り、反省し、また一歩ずつ進んでいく。ブログで思いを言葉にして発信することで、目標に近づき、チャレンジすることができるようになっているように感じます。
2014年の始めにも「今年の目標」を掲げましたが、振り返ると達成していないことも多々。だけど、確実に歩を進めている面もあるなあ、と思います。
日々の業務に追われて、つい目先のことでいっぱいになってしまいがちですが、大きく先を見て一歩ずつ目標に近づけるよう、大局観を持って働くことも忘れずにいたいと思います。

2014年12月29日(月)

「しんきゅうさん」で比較検討を

照明の省エネ対策については、今は「電球を使わない」と言うほかはありません。白熱電球の製造に関しては、大手メーカーは2012年度には撤退したので、今後は愛好家が趣味的に楽しむたぐいのものになるでしょう。LEDはだいぶ普及が進み値段も下がってきています。光量にはまだ課題がありますが、今後の主役には間違いがありません。
換気の省エネは24時間換気が義務づけられている以上、止めてはいけないので対策のしようがありませんが、風の出口として適切な位置にあるかなど、再度見直してみることもいいですね。
「省エネ製品買換ナビゲーション しんきゅうさん」というウェブサイトがあります。家にある家電の型番と購入年を入れて、新しいものに買い替えるとどれくらい消費エネルギー量が変わるかが一目でわかるので、買い替えを検討している方はぜひ利用してみてください。
http://shinkyusan.com/index.html

2014年12月16日(火)

機器の更新も対策の一つ

給湯、照明、調理のエネルギー対策は、設備機器を新しいものに更新するしかありません。給湯器、冷蔵庫などの大型家電・設備は寿命が約10年と言われ、更新する時に最新のエコ対応型にすれば、年間の光熱費が当該部分で3〜4割も安くなるケースがあるのです。最新のものでも普及型と省エネ型で大きな差があります。電気代が安くなるということは、CO2排出量も少なくて済むので、家計にも地球にもやさしい計算になります。
太陽熱温水器は20年ほど前に一世を風靡しましたが、最新型のものは性能も上がり重量は軽くなっているので、リバイバル・ブームが到来しています。給湯を入れ替える時には、エネルギーのトータルコストも考えて、十分に検討に値すると思います。

2014年12月09日(火)

冷房は暖房の反対で、いかに熱を入れないか。

冷房の消費エネルギー量を減らすには、暖房とは逆で、いかに外気の熱を入れないかが対策の中心になります。日射遮蔽性能が高ければ高いほど、室温は低く保たれるので、カーテンをかける、ブラインドをおろす、グリーンカーテンなども効果的です。
暖房と同じ対策もあります。そこは冷房を強化するエリアを決めてそこを集中的に対策したり、冷房時間を減らすなどです。
もう一つ、窓を開けて風を通すことも重要です。風の出口がない部屋の場合は、換気扇を有効に使うのも手でしょう。

2014年12月02日(火)

屋根断熱は有効

断熱改修は設備機器を変えるよりも、窓などの外皮を改修する方が全体的な効果や住まいの快適性は上がります。しかし、コストも工期もかかるため、必ずしもすべての方にお勧めできるとも限りません。特に高齢者がいる場合は、我慢の省エネは命に関わることもあるため、無理をしないことが大切です。
 屋根の断熱は手を付けると大変ではありますが、実は暖房だけでなく冷房にも効くので、全体的な効果は高いと言えます。屋根は無理でも天井面に断熱材をプラスするのは、意外とコストがかからずに効果は高いので、おすすめです。
 また、壁と床の境目の「気流止め」の箇所には熱が集まるので、隅角部の断熱が十分でないと、せっかく温めた部屋の熱が逃げてしまいます。断熱改修の際は気流止めの対策は必須です。

2014年11月25日(火)

長く過ごす部屋から断熱改修していこう

近年ではリビング・ダイニング・キッチンがひとつながりになった、大きなLDKが戸建て、集合住宅に関わらず主流です。家族が過ごす時間が長く、かつ暖房エリアが広い場所ほど、断熱性能を改善した時の効果は大きいです。
 また、高齢者が過ごす部屋ほど暖房エネルギーが大きくなる傾向にあるので、そこを重点的に対策していく必要があります。特に高齢者の住まいでは、洗面脱衣所など寒暖の差が激しい場所があるほど、ヒートショックによる事故も起こりやすくなるので、断熱重点エリアでなくとも、暖房器具をつけるなどの対策が必要です。
 寝室は基本的に寝る時に過ごし、布団をかぶるので暖房のことはあまり考えなくてもよいでしょう。重点を置く部屋を決めて、徹底的に対策をする方が効率がよいと言えます。