2017年03月09日(木)

大丸の大工道具:「ドライバー」

ドライバーについては、大工や工務店に限らず、家庭でも何かと重宝する必須の道具です。

今は何かを接続する時に、ネジを使うことが多いです。電気のコンセントの傾いているものを直すとか、扉の調整もドライバー一本でできます。網戸やサッシュの調整もできます。室内建具もネジで戸車の高さを調整するのもドライバーの仕事です。

太さ、グリップなどの使いやすさは、千差万別。太いもの細いのもありますが、基本的にはホームセンターや100円ショップで売っているものでも十分にまかなえます。アタッチメント的なものもありますが、家庭で使うには便利ですね。

先っぽはネジに合わせて回します。今は基本的には先端が磁石になっているので、ビスがくっつくようになっています。

私は、車に太めのドライバーを常備しています。今はプラスのネジが主流で、マイナスは少なくなってきています。プラス3本マイナス2本が私の定番です。

電動でないドライバーは、細かい建具の調整や、一気にネジを回さないもので使います。新築ではメインで使うのは電動ドライバーです。手回しのドライバーは、点検やメンテナンスの時の必需品です。

2017年03月07日(火)

大丸の大工道具:差し金

差し金も、大工ならではのものと思われがちですが、日曜大工でもあると便利な道具の一つです。大丸建設では、木工教室で使いやすいようにセンチ表記だけの小さなものを用意しています。

差し金の特徴は、直角の線を引けること。「金」は直角を意味します。金を出すとは、つまり「直角」を引くこと。だから差し金と言います。

本来は尺貫法から来ていて、対角線を出すのにも差し金を用いています。今でもまっすぐに木を切る時、直角に切らなければいけない時など、木工でも必ず使う。

一般的には長辺30cm+短辺15cm、大工さんは尺5寸といって、45cmとその半分の差し金を使います。

2017年02月27日(月)

大丸の大工道具:メジャー

私にとって最も重要で、常に身につけている道具は「メジャー」です。あらゆる仕事の中で、ほぼ必ずといって登場します。私が愛用しているのは、長さが5.5mのもの。天井高を図るには3mでも足りますが、道路の幅などを図る時には足りません。細い道路でも4mあり、建築時には車の置き場や道具の搬入などの要素も加味して測らなければなりません。

家庭用のメジャーならば3mで十分かもしれませんが、プロならば5.5mを持っていると様々な用途に使えるはずです。

もう一つ、私の持っているメジャーでは、尺とセンチが併記されています。大工現場は未だに尺貫法で大きさを測っています。そのため、尺での寸法ついているメジャーが必須です。私も、すっかり尺寸分がしみついてしまいました。「何尺何寸?」で大きさがわかるのも大工と工務店ならではかもしれません。

私のメジャーははじっこはひっかけられるようになっています。1人で長さを測る時でも、道路だったら角を当てて足で踏んで引っ張っていくことができます。また、ベルトにひっかかるようになっているので、私のファッションアイテムのようなものですね(笑)。

2017年02月25日(土)

今年も「土曜日の日曜大工講座」やります!

昨年4月から半年にわたり開催してきた「土曜日の日曜大工講座」。リピーターに恵まれて、大丸建設の新しいコンテンツを開発できたと思っています。

今年も春からの連続講座開催に向けて、「匠の技」を伝える大丸建設ならではのDIYについて語っていけたらと考えています。

今月のブログでは、DIYや日曜大工に欠かせない「道具」についてお話しします。何かを始めようとする時に、道具から揃える人、いませんか? いい道具を手に入れると、やる気が出ますし、モチベーションにもつながりますよね。でも、それを実際に使うかどうかは別物です。家庭に必要なものとプロだからこそ使えるものは違います。その視点から「道具」についてお話ししたいと思います。

2017年02月15日(水)

広報をする目的は〜「匠の技を未来につなげていくため」

大丸建設の広報は、これまで、課題がありました。イベントをするにしても、もともと少ないマーケットに対してのみしかアプローチできておらず、たとえば「地域の新規顧客なのか」「全国メディアを使った新規顧客なのか」が曖昧なまま、漫然と広報をしていた傾向にあります。OBのお客様向けの大丸ニュースに関しては、2カ月に1回というスパンで10年以上、着実に続いており、それがお客様とのコミュニケーションツールとして一定の成果を上げておりますので、新規顧客開拓のための広報についても、ペース配分しながら、しっかりと練り上げていきたいと考えています。

まずは自社ホームページとFacebookページの運用から。そして、大丸建設は急拡大も急成長もせず、コツコツと現状維持しながら、会社を倒さず、未来につなげていくなかで、日本の誇る木造建築文化と匠の技、そしてお客様の家守〜ハウスドクターとしての仕事を全うしていきます。

2017年02月14日(火)

外部団体との連携で新規需要をねらう

大丸建設が加入している団体『チルチンびと「地域主義工務店」の会』は、全国的に読まれている老舗の住宅雑誌『チルチンびと』と連携しているため、『チルチンびと』を通じて大丸建設を知ってくださるお客様が、年に数軒あります。チルチンを読み込み、ホームページを読み込んで来てくださるので、私たちの理念を正確に理解してくださる方が多いです。

協同組合「匠の会」は、朝日新聞広告局の企画からスタートしており、日本の伝統的な木造住宅づくりに定評のある工務店集団として知られています。会員社同士のネットワークも強いので、経営面でも切磋琢磨しながら、学び合うことができます。

日本の森バイオマスネットワークでは、林業とつながった家づくりをおこない、広報誌『ふんわり』で子育て世代のお客様獲得に向けてイベント等さまざまな仕掛けをしています。

こうした団体との連携で、全国的な規模での周知拡大、ならびに首都圏の新規顧客の開拓につなげていきます。

2017年02月13日(月)

10年以上続いてきた「大丸ニュース」

大丸ニュースは年に6回、隔月発行です。12年ほど続いてきており、これまでの400軒にのぼるOBのお客様を中心にお届けしています。その時々の大丸建設が伝えたいニュースと、建築に関わるまめちしき、暮らしに役立つ情報、そして人気なのがスタッフコメント。季節に合わせたテーマを決めて、それぞれの人柄が垣間見られるような内容になっています。

例えば、「好きな野球チーム」「おすすめお花見スポット」「夏休みの思い出」「好きなお弁当のおかず」などなど……。もう、70回続けていますので、ネタがなくなるかなあと思うのですが、切り口を変えれば不思議とネタは生まれてくるもので、スタッフも毎回新鮮な気持ちで書いてくれて、楽しい読み物になっています。

お客様から「スタッフコメント楽しいですね」「大丸ニュース読んでいますよ」と言われると、続けてよかったなあ、という気持ちになります。OBのお客様とのコミュニケーションツールとして、今後も末長く続けていきたいと思います。

2017年02月12日(日)

ホームページの運用に関して

大丸建設は早くからホームページでの発信に力を入れてきました。今や、インターネット業界は日進月歩で、新しい技術やシステムが次々と導入され、ついていくのが大変です。ホームページも、変えるところ、変えないところ、動かしていくところ、そしてアーカイブすべきところのポイントを見極めていきたいと思います。

大丸建設の住まいを知っていただくには、これまでに建てた住まいの建築事例集がいちばんだと思います。毎年3-5棟は新築住宅を建てていますが、なかなかホームページに載せきれていないのが現状なので、今後はコンスタントに情報をアップしていきたいと思います。

また、建築事例の写真をFacebookページにアップすることも、同時におこなっていきます。

 

2017年02月11日(土)

今年は会社のイベントを充実させます

今年は、「大丸建設DIY講座」や「耐震セミナー」などの自社イベントを復活させていきたいと考えていますが、そのためには「どんなお客様を集めるのか:地域の方、大丸建設を知らない方」「目的は何か:大丸建設を知ってもらうこと」を意識し、イベント後も参加者の方とつながっていけるような仕組みを考えたいと思います。

昨年4-9月に開催した「土曜日の日曜大工講座」は、毎月コンスタントにお客様が来てくださって、内容にもご満足いただいていました。今年は、より地域のお客様に大丸建設を知っていただくために、ポスティングやポスター掲出などで露出を増やして、木工の専門家、住まいの御用聞きとして大丸建設を知っていただこうと思います。

2017年02月10日(金)

これまでのイベントの反省

大丸建設では、以前、「大丸木工フェスタ」という大がかりなイベントをおこなっていました。会社裏の「りん場」を使い、大工棟梁や建具職人さん、スタッフ総出で準備をして、木のベンチやプランターケース、本棚など、かなり本格的な木工作品をDIYするプログラムで、参加費も格安だったので、OBのお客様、ご友人、近隣の方など、おおぜいのご家族連れで賑わいました。

ただ、そのイベントも準備の煩雑さや職人さんの手配などが大変で、8年前に中断。その後も耐震セミナーなどをちょこちょことおこなっていましたが、新規のお客様向けなのかOBのお客様向けなのかターゲットをしぼりきれず、尻切れとんぼになってしまいました。

昨年開催した「土曜日の日曜大工講座」は、おかげさまで前期はコンスタントにお客様がいらして、イベントの楽しさを再確認しました。今年も継続していきたいと思います。