大丸建設に土地探しのご相談をいただく際は…

大丸建設で新築の住宅を建てたいとなった際には、ぜひ土地探しの段階からご相談ください。まずは、その土地を一緒に見にいく機会をつくっていただければと思います。

その際は、その土地の近辺のデータを集め、スマートフォンのアプリなども活用し、地盤の情報を読み解きます。また、隣地の状況を確認し、日の当たり方や道路との接道部分、方角などを見て、地盤だけではなく、採光や通風についても判断していきます。

新築の住まいは、一生に何度とない、大きな買い物になります。理想の土地との出会いは、まさに人生の巡り合わせのようなもので、判断を迷っている間に先に売れてしまうということもよくあります。そんな時には「今回、買う土地ではなかったかもしれない」とお伝えします。私たちは、お客様を急がせません。無理に進めず、お客様のベストなタイミングで、最高の土地と出会えるよう、サポートして参ります。

不動産屋さんに確認してほしいこと

新築の住まいを建てるために、まずは不動産屋さんを回ると思います。不動産屋が出すチラシや看板には、地盤の情報まで書いていないことがほとんどです。接道や水道、ガスが引かれているかどうかなどの情報は持っているので、見学の際は不動産屋に「地盤の心配はないか?」という確認はしておいてください。与えられた情報だけで判断せず、家を建てるうえで地盤の状態を確認することは鉄則です。

市場価格に対して極端に安い物件には、何らかの理由があります。それが地盤の場合もあるし、擁壁に難があるケースもあります。聞けばすらすら答えてくれる、あるいは調べてでも回答しようとする不動産屋は信頼できると言えます。また、工務店が事前に調査に入ることに寛容な不動産屋もあり、そうした事業者は安心して土地の相談ができると言えます。

 

地盤補強という手段もあります

もし、自分がどうしても気に入った土地の地盤が軟弱かもしれない……と言われたら、どのような選択をしますか? 私ならば、地盤の軟弱な土地に家を建てるべきではない、と言います。しかし、土地とは地盤だけではなく、駅からの距離や、整形地であるかどうか、隣地との関係、採光など、さまざまな要素がからみあっているので、一概に地盤だけが判断基準になるわけではありません。現代は技術が進んでいるので、「地盤補強」によって軟弱な地盤を補強することもできます。

大丸では地盤調査や、地盤改良も手がけています。地面に杭を打ち込むことで、地盤を強化することができるので、どうしてもその土地が気に入っている場合は、ご相談ください。地盤調査から、杭打ちによる地盤改良まで、トータルで100万円ほどの追加予算がかかる場合もありますが、魅力的な土地を手に入れるために必要経費として考えるという選択肢もあります。

古地図と地名が地盤情報の手がかりになる

お客様が土地探しをする時に、ぜひ参考にしていただきたいのが、古地図や、昔の地名です。市区町村合併や、住宅地の開発などで、地名は何度も変わっています。しかし、昔の地名を探ることで、その土地が元々はどのような状態だったのかの手掛かりになります。

例えば「沼」がついている地名。「新田」「川」「伝田」「浮」「久保(窪)」「谷」「沢」など、水に関わる漢字や、低い土地を思わせる字、田んぼがあると思われる地名などには、注意が必要です。地盤が軟弱である可能性があると言われています。

地名とは、その土地の歴史をあらわす手がかりです。昔の人たちは、地名などで知恵を受け継いでいたと言えますね。

とはいえ、「さんずい」がついている土地や、水辺の生き物が想像される土地のすべてが危ないわけではありません。今は地盤改良などがなされている場合もあるので、不動産屋さんに問い合わせてみましょう。

やめた方がいい土地の条件とは。

住まいの土地探しの際に、やめた方がいい条件がいくつかあります。

崖地や沼地などは、地盤が悪いと考えられます。大きな地震や、大雨などによる土砂崩れの危険性が考えられます。元は田んぼだったと思われるところもやめておいた方がいい条件です。地盤沈下の可能性が考えられます。

しかし、今は土地が埋め立てられたり、整地されるなどして、元の地盤がどのような環境だったのかを知る手立てはなかなかありません。

実は、過去の地図や地盤データから、地盤の良し悪しを確認できるスマートフォンのアプリがあります。私たちは古い地図や、長年地元で建築に携わっている経験に裏打ちされた情報を頼りに、古い地図などからも判断して、地盤について判断、検討しているのです。

時には「やめた方がいい」と言うこともあります。

丸建設の社長・安田昭は、以前、担当したお客様に「その土地はやめた方がいい」とお話しして、土地を変更していただいた経験があります。その時にお客様が選んだ土地は崖の上で、ご相談を受けて土地を見に行った時に、地盤に不安を感じたからです。結局そのお客様は、その土地は買わずに、半年後に別の土地を見つけてこられました。そうして理想の住まいを建てられて、今でも家族仲良く暮らしています。大丸建設とも長くいいお付き合いをしています。

地盤への不安など、お客様の不利益になるかもしれない情報をつかんだ時に、それを率直にお話しするかどうかに、会社の姿勢が問われます。私たち大丸建設は、お客様へのリスクが懸念される状態を発見した時には、素直にお伝えするようにしています。経営的にその工事をとりたくても、もし地震が起きてしまったら、土砂崩れに巻き込まれたら……というリスクが想定される土地の場合は、たとえ営業的に苦しくなったとしても、きちんとお伝えします。

災害を考慮して土地探しをすべきです。

近年、気象災害が激しくなってきており、災害からいかに家族の命、住まい、財産をいかに守っていくか、真剣に考えなければならない時代になっています。

大丸建設の地元・稲城市は、多摩川が近くにあります。昔ならば多摩川の近くは「リバーサイド」といって人気の立地でした。しかし、今、多摩川の近くに土地を求めるのはリスクがあると言えます。台風や豪雨の影響で、河川の氾濫リスクはかつてないほど高まっています。多摩川のような一級河川だけでなく、支流も氾濫のリスクがあり、川の近くの立地は避ける方がいいというのが、今では暗黙の了解になっています。

他にも、豪雨による土砂崩れなどの危険性のある立地は、行政の出しているハザードマップで調べることができるので、土地の安全性については十分に検討されるべきです。

なぜ合板を使うのか

住宅建築で合板を使う理由は、2つあります。

一つは、押入れの内部など、外からは見えないところの仕上げを安価に済ませるため。合板は一応「木材」なので仕上げ材として使うこともできます。

もう一つは耐震性を担保するという意味合いです。合板は木材を積層して接着し、熱で圧着しているため、地震の揺れに対する耐力があります。耐震改修では構造用の合板を使い、壁の耐力を補強します。

合板は木材を原料として工業製品で、規格を統一することができ、変形しない、軽い、広い面積を得られるといったメリットもあります。何より無垢材よりも価格が安いです。デメリットは、直接仕上げをする時に接着剤のヤニが出たり、接着剤自体の化学物質に反応したり、無垢材ならではのやわらかさや質感を得られないということがあります。

これからも、地域のハウスドクターとして

2019年、日本は大規模な自然災害にたびたび見舞われた1年でした。気候変動による異常気象の猛威に、私たち人間はどれだけ耐えられるのか。首都圏では今後30年以内に70%以上の確率で大震災に見舞われるという予想もあります。日頃から、防災意識を持ちながら、日常生活の中で無理なく災害対策をしていく、そのための情報発信をこれからも続けていきます。

私たちは、地域の皆さんの「ハウスドクター」として、予防的な対策をお伝えしたり、いざ家が壊れたり修繕が必要な時の応急処置をすることもできます。家づくりのことを最もよく知っているのは、その家を建てた工務店です。大丸建設のOBのお客様以外の方の相談にものります。「ふらっと立ち寄れる工務店」に、いつでも気軽に相談しにいらしてください。

 

台風や水害に負けない家づくり

9月の台風15号は、どちらかといえば「風」の被害でした。強風や竜巻により、樹木が倒壊したり、屋根瓦が吹き飛ぶ、トタン屋根がめくれるなどの被害が発生しました。送電線の倒壊により停電が長引き、体調不良を起こしたり、熱中症で亡くなる方もいました。

10月の台風19号は「水」の被害が甚大でした。大雨が長時間降り続き、河川が決壊し、全国各地で甚大な浸水被害をもたらしました。土砂崩れもあり、「ハザードマップ」で立地を確認する必要性も訴えられてきました。

家づくりは、土地探しから始まります。私たちは建築の専門家として、「いざという時に命を守る」ことのできる家づくりを進めていきたいと考えています。