気候変動から気候危機に_7 「カーボンフットプリント」とは?

みなさんは「カーボンフットプリント」という言葉を聞いたことはありますか?

直訳すると炭素の足跡、となり、商品やサービスの原料調達から生産、流通、使用・維持管理、廃棄・リサイクルに至るまでのCO2排出量を数字でわかりやすく見える化した指標のことです。

例えば、缶飲料であれば、原材料調達時点で、アルミ缶の製造やサトウキビなどの原料にかかるCO2排出量が約20%、生産時はジュース製造やパッケージングで15%、流通・販売時は配送や冷蔵にかかるCO2が約30%、使用や維持管理などの冷蔵で25%、廃棄・リサイクル時の空き缶収集やリサイクル処理で約10%という割合が算出され、缶飲料1本あたりのCO2層排出量は123gと仮定されています(環境省データより)。

あらゆる製品にカーボンフットプリントがあるわけではないのですが、全ての製品やサービスのライフサイクル全体において、なんらかのCO2が発生していること、製品やサービスによってCO2排出量が異なることを意識するだけでも、消費行動に変化が生まれるはずです。「カーボンフットプリント」で検索すると、いろいろな商品のデータが出てきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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