2012年08月23日(木)

屋根に使う瓦・ガルバリウム鋼板

 基礎コンクリートを打ち、土台を敷いたら、1日で建物の柱、梁、屋根の垂木までを組み上げる上棟式をおこないます。家づくりの一番の見せ場と言ってもよいでしょう。
 上棟式が終わったら、いよいよ本格的な内装工事に入ります。最初に手がけるのは屋根工事です。
 屋根の垂木は無垢材で、野地板も杉の無垢材を使っています。野地板の上には雨がかりなどを防ぐための透湿防水シートを貼ります。ポリエチレンの不織布で、湿度は透すが水は漏らさないという機能性が高いものです。
 屋根断熱と防音性を高めるために、屋根材と野地板の間にフォレストボードという断熱材を敷いています。これは秋田の杉材の間伐材や集成材から出る端材をチップ状にして固めたもので、ボード状になっていることから加工しやすく、大丸では屋根断熱に使っています。
 その上に、屋根材を張ります。いま大丸の家では、ガルバリウム鋼板が主流です。アルミニウムと亜鉛と少量のシリコンでできており、軽量で耐久性が高いことから、屋根材としてよく使われています。特に最近は地震対策という観点から、屋根材を軽い材料にする傾向があります。
 一方で、昔ながらの屋根瓦へのニーズもあります。屋根瓦は土に釉薬をかけ焼き締めたもので、日本各地に瓦の文化が残っています。

2012年08月21日(火)

基礎に使うセメントと鉄筋

 家づくりの最初におこなうのは、基礎を打つことです。基礎に使うのはコンクリートで、セメントと砂、砂利、水を混ぜ合わせた生コンクリートを型枠の中に流し込みます。JIS認定工場に配合の指示を出し、現場の土地の形状や、住まいの設計に合った配合を指示して発注します。
 外壁等に使うモルタル材も、コンクリートと作り方は似ています。モルタルの場合はセメントと砂を混ぜ合わせるのですが、コンクリートと比べて強度はありません。砂利の配合が強度の要になります。
 コンクリートを流し込む前に、鉄筋を打ちます。建物の重量や地盤の状態に合わせ、どのように鉄筋を打つか、「配筋」を考え、細かく指定します。住宅用の鉄筋は、建物にもよりますが、直径は概ね10-16mmくらいです。
 基礎のコンクリートが固まったら、基礎と土台、基礎と柱を緊結するアンカーボルトという金具を使います。地震対策として、柱が引き抜かれないよう、柱を固定する役割を果たします。

2012年08月20日(月)

大丸の家に使われている建材

大丸建設は、自然素材の家づくりをモットーに掲げています。自然素材とは、無垢の木や、土、紙など、有機質でできていて、最終的には土に還る素材のこと。建材を使う場合も、自然由来のものか、有害化学物質を使わないものを選んでいます。
 建材とは「建築材料」の略で、無垢の木の柱や梁などの構造材から、基礎のコンクリート、接合金具、断熱材、屋根材、壁材、内装の下地材、窓枠のサッシまで幅広い概念です。
 これらをすべて自然由来のものだけでつくるのは、現代の生活や効率、コスト、工期の面からも難しいですが、いまはとても良心的な建材メーカーさんが、環境負荷の極力少ない建材をつくっています。新建材に含まれる有害化学物質によってアレルギー症状などを引き起こしてきた反省から、建築に携わる人間が良心を持ってよい建材を選んでいこうと、これまで『チルチンびと』のネットワークで得た知識と情報で、自然素材の建材を使ってきています。

2012年07月30日(月)

木工フェスタで、大丸建設の社風を感じていただければ……

大丸建設は家族で運営している会社です。社員も、職人も、地域の大きな家族のような雰囲気で、誇りを持って仕事をしています。決して華やかではなく、地味に、地道に、安心・安全の家づくりをしています。社長で5代目、私で6代目になる大丸建設の、長く続く「匠の精神」を感じてくださるお客様に恵まれ、創業以来140年続いている会社です。
木工フェスタは、私たち大丸建設の社員、職人、そしてお客様の多くが一堂に会する貴重な機会。家族のようにあったかい、素朴な雰囲気を感じていただけたら、と思います。
初めて大丸建設を知った、という地域のお客様のご参加も歓迎です。大丸建設で家を建てたお客様もいらっしゃるので、無垢の木の家の住み心地を直接訪ねることも出来ますよ。
大工さんによる鉋(かんな)がけの実演は、「これぞ職人技!」を体感できる貴重な機会です。
第6回大丸木工フェスタは、8/5(日)10-12時開催、参加費1000円です。明日締め切りです。皆様のご参加をお待ちしています!

2012年07月27日(金)

子どもはものづくりの楽しさを知っている

大丸木工フェスタでは、大人も、子どもも、みんなが楽しめる雰囲気づくりを心がけています。
以前は、踏み台や椅子、プランターボックス、本棚など、大作にもチャレンジしていました。大人や小中学生が一生懸命鋸(のこぎり)で木を挽いたり、金槌で釘を打つ姿を目にしていると、小さな子どもたちは憧れのまなざしで見つめます。「自分も、大工さんみたいに、かっこ良くなりたいなあ」と、キラキラ光る瞳を向けてくれて、職人や、私たちスタッフは、うれしくもあり、照れくさくもあり……。
大人たちが夢中になっている間、子どもでもものづくりの楽しさが味わえるよう、これまで、木のおもちゃづくりなど、会場脇でミニイベントを併催していました。いまは小学生になる私の甥や姪は、幼稚園のころから金槌と釘をもって、自分のおもちゃづくりをしていました。もちろん、おじいちゃん(社長)やおばあちゃんが横について、子どもたちは真剣に大人の言うことを聞き、気をつけながら大工道具を扱っていました。大人の目が行き届いているので、いままで子どもの怪我はありません。
子どもは、本能的にものづくりの楽しさを知っている、と感じたエピソードです。
(8/5の木工フェスタは、親子、ご家族ご一緒に一つの作品をつくっていただくプログラムです)

2012年07月23日(月)

木工フェスタを始めたわけ

いよいよ2週間後に控えた「第6回大丸木工フェスタ」。お申し込みはまだ受け付けております。お早めにどうぞ!
私たちが木工フェスタを始めたのは、2005年のことです。それまでは、特にお客様同士が交流するような機会を設けていなかったのですが、いま新築中のお客様、OBのお客様が、同じ木の家に住む方同士、フランクに話をしたり、質問やアドバイスをし合えるような場面があればよいなあ、と思っていました。
大丸建設には、とても技術力の高い大工や職人がたくさんいます。すでに家を建ててしまったお客様にとっては、会う機会も少ないですが、こういった場で再会して、家づくりの楽しさを思い出したり、新しく交流が生まれたり、いま住んでいる家の相談をするなど、関わりが持てるといいな、とも。
そんなわけでスタートした大丸木工フェスタ。毎回大人数のお客様がいらっしゃって、地域の方も興味を持って問い合わせてくださるなど、大丸建設と、無垢材と、地域の方々が交流し合える、すてきな場に成長しました。
今回、久しぶりに木工フェスタを開催できること、とてもうれしいです。

2012年07月20日(金)

8/5(日)、木工フェスタを開催します。

いよいよ夏休み、お子さんたちは海に、山に、部活動に、お忙しいのではないでしょうか。
みなさん、お待たせしました。8/5(日)に「大丸建設木工フェスタ」を開催します。2009年に第5回を開催して以来、3年ぶりの木工フェスタ。この間、社員や職人が入れ替わり、本社も引っ越しするなど、いろいろあり、久しぶりの木工フェスタですが、私たちにとっては、とても大切なイベントで、社員一同創意工夫を結集し、力を入れて企画・運営しています。
第6回大丸建設木工フェスタは、8月5日(日)10:00〜12:00、大丸建設の旧社屋敷地内で開催します。参加費は1000円(1作品につき)。今回は、無垢の木に、タイルやビーズ、木の実などを貼って、焼きペンで絵や字を描く、オリジナルの表札づくりをします。
申し込み締め切りは7月31日(火)で、先着10組様となります。お早めにお申し込みください!

2012年07月17日(火)

いよいよカギを渡して、お引き渡し!

 家のワックスがけ、掃除、門扉や駐車場整備などの外構工事が終わったら、いよいよ家が完成します! 竣工時には、カギの番号を控え、引き渡し書をお渡しします。お客様とはかなり綿密に打ち合わせをし、また大丸のお客様は熱心に現場に通ってくる方が多いので、家が出来上がってみて「なんか違う!」というトラブルになったことはこれまでにありません。
 
 「大丸建設では、竣工してからが本当のおつきあいの始まりです」
 ……常日頃私たちの社是として目にする言葉です。家づくりは、土地探しからプランニング、着工して実際に工事が始まり竣工するまでがとても密度濃くお客様と接するのですが、それ以降も、住まいに住んでいる限りは、何かしらのメンテナンスが発生し、その度にお客様の役に立てたら……と思っています。
 お客様とのかかわり、つながりを保つために役に立っているのが、隔月で発行している大丸ニュースです。来月お送りする号で50号になります。大丸建設の思いや、お客様の暮らしに役立つ情報、建築的な豆知識など、情報満載でお届けしています。
 1カ月半に渡ってお伝えしてきた「大丸の家づくり」。お読みくださいましてありがとうございました。

2012年07月13日(金)

大工と現場監督の違い

 実際に家づくりの現場に張り付いているのは、大工さんです。棟梁が全体に目配り気配りをして、家づくりを進めていきます。大工は造作(押し入れや棚など)工事をする傍ら、左官職人さんや建具屋さん、設備工事屋さんなど、現場に入る様々な職人さんを取りまとめ、指示します。
 大工は日々、無垢の木を扱っているので、木の肌や色ツヤ、向き、板目の表情を観察し、床を張るにも色や板目を合わせるなど、1本1本木を調整していきます。プレカット材が多い中でも手刻みができる技術力を有している大工なので、現場で寸法が合わない時には自分で刻んで調整するなど、技術力があります。それらの判断も、大工が勝手におこなわず、必ず現場監督(大丸建設)に相談して、作業をします。
 現場監督は大丸建設のスタッフが担当し、職人さんのスケジュール調整や材料の仕入れ、進捗のチェック、確認などを念入りにおこないます。様々な職人さんたちの協力があって、初めて住まいは完成するのです。
 現場で気をつけていることとしては、大丸建設の家では、真壁(柱を壁で隠さずあらわしにする)が多いので、柱を傷つけないよう養生すること、安全管理、それから現場の掃除、片付けです。日々の現場の仕事は大工がチェックして、現場監督はそれよりも大きな目で、工事全体の進行やお客様との打ち合わせなどをディレクションしていきます。

2012年07月09日(月)

上棟後はいよいよ細かい工事に入ります。

 基礎を打って、上棟したら、いよいよ工事が本格化します。まずは屋根工事から。野地板を張り、防水シートを貼り、板金や瓦工事で屋根を仕上げます。
 屋根がかかったら雨がかりも防げるので、まずは2階の足場をつくって、構造を強化する筋交いや間柱、金物の接合などをおこないます。
 防水シートを貼り、断熱材を入れるなどして、徐々に外回りをふさいでいって、サッシをはめ込みます。このころには中での作業もぐんとしやすくなります。電気やガス、水道などの設備工事が始まり、同時に内壁の下地材を張り、無垢材や左官材料での内装仕上げが始まります。外壁は「そとん壁」といって、シラス火山灰のモルタルで仕上げます。
 キッチンやユニットバスなどの設備を入れ、建具や襖を入れ、徐々に、家らしくなってきます。最後には左官屋さんが玄関土間の三和土(たたき)を仕上げ、上棟から3、4カ月で家が出来上がります。