本社1Fのリノベーションをします!

2020年、大丸建設は新しいことに取り組みます。それは、本社1Fの打ち合わせスペースをリノベーションすることです。大丸建設の世界観について、お客様や地域の方に伝わりやすくするために、自然素材の内装を生かした空間に生まれ変わらせます。

大丸建設の本社社屋は賃貸であること、また旧社屋からの移転の際の忙しさにまぎれたまま、内装等のこだわりを発揮することができずにいました。それでも、無垢材の質感や大工の技術などを感じていただける展示等はおこなってはいましたが、より踏み込んだ世界観をつくるために、思い切ってリノベーションに取り組みます。

 

これからも、地域のハウスドクターとして

2019年、日本は大規模な自然災害にたびたび見舞われた1年でした。気候変動による異常気象の猛威に、私たち人間はどれだけ耐えられるのか。首都圏では今後30年以内に70%以上の確率で大震災に見舞われるという予想もあります。日頃から、防災意識を持ちながら、日常生活の中で無理なく災害対策をしていく、そのための情報発信をこれからも続けていきます。

私たちは、地域の皆さんの「ハウスドクター」として、予防的な対策をお伝えしたり、いざ家が壊れたり修繕が必要な時の応急処置をすることもできます。家づくりのことを最もよく知っているのは、その家を建てた工務店です。大丸建設のOBのお客様以外の方の相談にものります。「ふらっと立ち寄れる工務店」に、いつでも気軽に相談しにいらしてください。

 

台風や水害に負けない家づくり

9月の台風15号は、どちらかといえば「風」の被害でした。強風や竜巻により、樹木が倒壊したり、屋根瓦が吹き飛ぶ、トタン屋根がめくれるなどの被害が発生しました。送電線の倒壊により停電が長引き、体調不良を起こしたり、熱中症で亡くなる方もいました。

10月の台風19号は「水」の被害が甚大でした。大雨が長時間降り続き、河川が決壊し、全国各地で甚大な浸水被害をもたらしました。土砂崩れもあり、「ハザードマップ」で立地を確認する必要性も訴えられてきました。

家づくりは、土地探しから始まります。私たちは建築の専門家として、「いざという時に命を守る」ことのできる家づくりを進めていきたいと考えています。

 

自然災害に備えるための外装メンテナンス

2019年は、9月に台風15号、10月に台風19号が猛威をふるい、首都圏でも住宅に甚大な被害が発生しました。特に千葉県の房総半島では、いまだに復旧していない住宅も多く、皆さんの越年が心配です。私は東日本大震災の復興支援ボランティアに関わってくるなかで、建築士ならではの支援も大切だと思ってきました。このブログでも、なるべく、専門家の視点で、自然災害への備えについて啓発してきたつもりです。

今年は、夏に外壁塗装や外装メンテナンスの必要性についてブログで発信してきました。単なる美観の問題ではなく、家の構造を守るためにも必要な外装メンテナンス。その後、台風が起こり、その必要性をますます強く感じました。

 

本社社屋の外壁工事で明るい印象に!

今年、地域主義建築家連合(URA)の建築家の方々をお招きして、大きく変わったのが、大丸建設の本社社屋をリノベーションしていくことです。その第一弾として、会社の顔でもある「外壁」をリニューアルしました。檜の無垢材の板張りにして、自然素材派の工務店であることが本社社屋の外観を見てもわかるようにしました。

長年、産地と結びついて、国産の無垢材を手に入れられる環境があること。そして、良質な材を加工できる技術を持った大工に恵まれていること。大丸建設の強みを示すには、素直にそれを地域に見せていくことだろうなと思いました。

新しい外観は、地域の方にも好評で、私も嬉しく思っています。

大丸建設の2019年

大丸建設では2019年は、新たなことにチャレンジした1年でもありました。「ふらっと立ち寄れる工務店」を目指して、だいまるけんせつオープンカフェで多くのお客様と出会えるようになりました。チルチンびと「地域主義建築家連合」Union of Regionalism Architects=URA とのコラボレーションも始めました。各地のイベントに出店してお客様と楽しい思い出をつくりました。秋には新しい社員を迎え、体制の充実をはかっています。

大丸建設にとっても変化と挑戦の一年となり、2020年は今年まいた種をさらに発展させていけるよう、社員が一丸となって取り組んで参りたいと思います。

2019年を振り返る

2019年の年の瀬が近づいてきました。2019年は本当にいろいろなことがありましたが、日本全体でもとても大きなニュースが多かった年ではないでしょうか。

4月30日に平成の天皇陛下が退位され、5月1日に令和に改元し、新天皇が即位しました。「新しい時代」への歓迎ムードで、日本全体が盛り上がったように思います。10月にはラグビーのワールドカップが日本で開催され、日本チームがベスト8に勝ち残る歴史的な瞬間に立ち会うことができました。また、10月には消費税が10%に増税し、経済的にも大きな変化がありました。

一方で、9月の台風15 号、10月の台風19号は、各地に甚大な被害をもたらしました。世界的にみても日本が最も気候変動の影響を受けた、と評されるほどでした。

情報を収集しよう

地球温暖化や気候変動の影響により、今後、台風の大型化はますます進行すると予測されます。自分の住んでいる地域や地盤、立地が、どのような環境にあり、どの程度の災害によって避難を余儀なくされるか、事前に予測して、命を守るための適切な行動をとることが大切になってきます。

・家が河川の近くであれば、どの程度の雨量で河川氾濫の危険性があるか。

・家の立地が低地で浸水の危険性があるか。

・土砂災害に巻き込まれる可能性があるか。

・地盤が強いかどうか。

台風19号では、避難中に増水した河川の水にのまれて命を失った方もいます。避難する時にも、安全なルートを通って移動できるかどうか、事前の情報収集が大切です。

市区町村ごとに「ハザードマップ」を発表しています。自分の住んでいる地域、避難経路の安全性を確認し、大規模災害時には適切な避難行動をとれるよう、家族で話し合ってはいかがでしょうか。

ライフラインの途絶に備えて

台風15号、台風19号は、ともに大規模な停電や断水を伴う災害でした。大雨や浸水の被害によって、家で電気を使えなくなったところもあります。台風の前には、ライフラインの断絶に備えた準備も必要になります。

・数日分(1人1日3リットル必要とされる)の飲料水の確保。

・カセットコンロと、専用のガス

・トイレットペーパーやティッシュペーパー、ラップなど。

・トイレの水は、浴槽に水を貼っておくなどして確保する。

・数日ぶんの下着と衣類。

・寒い時期には毛布やカイロがあると安心

最近は空前のアウトドアブームです。アウトドアは防災力を養うことにもつながります。家族でレジャーをする時に「防災に役立つかもしれない」と意識するだけで、災害時に生かせるようになるはずです。

土砂災害から身を守るために

がけ崩れや地滑りなどの土砂災害は、一瞬にして土地や家屋をのみこんでしまい、命を奪うおそろしい災害です。急傾斜の山あいや崖地などに立地している住まいは、大雨や地震などの影響で、土砂災害に巻き込まれる危険性があると認識しておく方がいいでしょう。

住んでいる場所が「土砂災害警戒区域」であるかどうかを確認し、事前に予測ができる台風や大雨の際は「土砂災害警戒情報」を確認して早めの避難をしていくことが大切です。

土砂災害に巻き込まれてしまうと、九死に一生を得たとしても、家財が被害に遭うことも多く、生活の再建に困難を伴います。

土砂災害は小さな前兆で気付くことができます。例えば小石がパラパラと落ちてきたり、湧水や井戸水が濁るなどの変化、地鳴りなど、危険を感じたら、命を守るための行動、避難をする必要があります。