高齢社会の住宅_7 充実した高齢者福祉

私たちが子どものころにも介護や認知症はありましたが、今ほど大きく語られることはなく、家庭での介護がまだ多勢でした。家族に介護が必要な状態になった時に、誰に相談したらいいのかわからないということも多かったのではないでしょうか。

今では介護保険制度や高齢者向け住宅など、高齢者福祉が充実し、介護の相談が必要になった際には、地域に配置された公的な福祉の窓口でケアマネージャーなどを頼ることができます。介護の度合いによって必要なサポートを受けられ、また自分で民間のサービスなども選ぶことができます。

今では「終活」という言葉が一般化するほど、高齢時代をどう生きるかの準備が大切な時代です。選択肢が多ければ多いほど、何をどう選んだらいいかわからなくなるかもしれません。大切なのは、元気なうちからライフプランを考えておき、家族とも共有しておくことです。貯蓄なども必要になるでしょう。「備えあれば憂なし」は防災だけでないのです。

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