首都圏の建築事情(3) ご近所さんは選べない

狭い土地が多い首都圏で家を建てる場合、隣家や周辺住宅への目線や音、日射への配慮をした建築は大切です。一方で、建主や工務店がどれほど気を配っても、ご近所さんの人間関係は事前に把握できないことが多く、こればかりは住んでみなければわからないものです。

とはいえ、住んだ後に、ご近所さんにクレーマーがいたり、騒音や悪臭のあるご家庭があるといった、ご近所トラブルはしんどいもの。いくら素敵な住まいを建てても、近隣との関係で生活上にストレスを抱えてしまうのはつらいことなので、それを未然に防ぐために、できる限りの情報収集をしておくことが大切です。

土地の取得を検討している時には、不動産屋さんにご近所トラブルがないかどうか聞いてみましょう。不動産屋でそこまでの情報を持っているところは少ないかも知れませんが、かつてトラブルがあったような場合は伝えてくれるかもしれません。近隣を何度も訪れて自分の目と耳で確かめてみることも大切です。できれば土日に一度見るだけでなく、平日の生活時間帯などの様子を知っておくことをおすすめします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です