林業を支えるには中長期的な視野が必要

令和のウッドショックによって、木材の価格が高騰し、私たちのような小さな工務店や材木店、日本の林業地に大きな影響がありました。今まさに家を建てているお客様も、建築材料の値段があがり、苦渋の選択をされることもあるかと思います。

そもそも、外国産材に頼った家づくりは、海外の市場価格に影響され、日本での安心・安定した家づくりを阻害する要因にもなっていました。今回のウッドショックは、家づくりのあり方そのものを考え直すきっかけになったのではないかと思います。

今、国産材へのニーズが高まっていますが、これを一時のものにしてはならないと思います。住宅用として使える木を育てるには、最低でも50年はかかり、50年続く林業を私たちは支えなければならないのです。山を守る人を経済的に支えるには、どのように木が植えられ、育ち、どのような手入れが必要で、私たちの手に届くまでにどのような製材、加工、流通のプロセスを経てくるのかを知る必要があります。短期的な視野でなく、50年先を見据えた家づくり。それは、山や森を守ることにもつながります。

私たち大丸建設は、長年産地と提携して良質な国産材を手に入れられる環境にあります。ほとんどの産地を私自ら訪れ歩いています。今後、お客様に山のことを伝えていくことにも、もっと力を入れていきたいと思います。

 

 

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