(1) “ウッドショック”の影響が止まりません

7月は、先月に引き続き、ウッドショックの影響についてお話ししたいと思います。

2021年ごろから問題が表面化し、春先あたりから中小工務店にも影響が及ぶようになってきたウッドショック。新型コロナウイルスの世界的な流行により、世界的にライフスタイルの変化がおこり、特に家のDIY文化が盛んな米国で住宅需要が高まったことから、主に北米産材を中心に木材の需要が過多となりました。中国経済の回復や、春先に起こった運河でのコンテナ座礁事故による物流の混乱も重なり、世界的に材木が入手困難な状況になってしまいました。

日本の木材自給率は37.8%(2019年度)で、輸入材が使えなくなると、急に国産材への注目が高まり、国産材の市場の奪い合いという状況が起こっています。私たち大丸建設は、もともと産地との結びつきが強いため、産地直送で国産材を仕入れることができていましたが、6月に入ってついに、一部の産地からは材の供給見通しが厳しい状況にあると連絡を受け、対策を検討しているところです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です