(2) ウッドショックの中小工務店への影響

ウッドショックが中小工務店にもたらしている影響は、はかりしれません。まず一つは、建築の主要材である木材が入手しにくくなっていること。これまで輸入材に頼っていた工務店やハウスメーカーが、こぞって国産材に手を出しています。材木店や産地で供給量が逼迫し、早ければ今夏にはストックがなくなる材木店も出てくると言われています。資金力に余裕のある大手メーカーが、多少高値になったとしても木材を確保し出すと、資金力のない中小工務店はお手上げです。

材料が確保できないと、家を建てることができません。特に新築住宅の場合はまとまった量の材料が必要となり、着工時期をずらすなどして調整をはかることもあります。ストックヤードがあって、ある程度材を確保できている工務店ならば、数カ月はしのぐことができても、それでも影響が長期化すると、先行きが見えなくなります。

お客様がいても、家を建てられない! これは最大の影響で、多くの中小工務店が悲鳴をあげています。

 

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