解体は分別が大切!

 解体工事で屋根を外した後は、柱と柱の間にある石膏ボード、柱、梁をわけ、壊していきます。つまむという表現は品よく聞こえますが、実際は音もしますし、ホコリも立ちます。周辺の住宅に迷惑がかからないよう、水をかけながら解体作業を進めていきます。解体工事の日は穏やかな雨くらいの天候がちょうどよいのです。
 この時に、床柱など、新居でも使いたいような素材がある場合は、その部分のみ手作業でていねいに外していきます。
最後は基礎の粉砕ですが、この時はすごい音と衝撃、揺れがありますし、鉄筋の量やコンクリートの硬さなど、当時の基礎屋さんの技術の精度が垣間みられるおもしろい瞬間です。
 いまの解体工事は、パワーショベルと手こわしを併用することが多いです。
 住宅の解体工事で出たゴミは、ほとんどすべてが産業廃棄物として処理されます。外したサッシのアルミ部分は一部売れたり、再利用されることがあると聴いていますが、詳細はわかりません。解体されたものは、解体業者さんが持っていき、処理します。住宅の産廃のゴミの行方は、実は私もよく知らず、興味がありますし、いずれは有効活用されるような制度設計を望んでいます。

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