自学自習で木造建築を自分のものにしていった

 24歳で大丸建設に入社してからは、ひたすら現場で汗を流す毎日でした。現場監督として会社と職人さんをつなぎ、時にはお客様との打ち合わせに同席して営業的な役割も担当していました。入社当時は、特に「先輩」と呼ぶようなロールモデルもおらず、父や、営業の田上や、設計担当スタッフなどの仕事を見ながら、現場で「見て、感じて覚える」自学自習スタイルで、木造建築を少しずつ自分のカラダに染み込ませていきました。
 実は、大学3、4年生から専門学校時代も、アルバイトで会社の現場に入っていたのです。その時はひたすら大工さんのお手伝いで、現場の片付けや掃除、大工さんの刻みの手伝いなど、木のにおいと現場のにおいに囲まれて過ごしていました。
 今でも大工さんと職人さんに頭が上がらないのは、現場での大変さと、技術の確かさ、そういったものを肌で感じていたからだと思います。
 その時の経験から、職人さんとの連絡や調整は綿密にするよう、今でも心がけています。

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