大学では建築系で、土木の勉強をしました

 大学受験のころになると、進路について真剣に考えるようになりました。父は「建築の道に進め」とは一言も言いませんでしたが、「大学には行きなさい。大学は友達をつくる場だから」と言われました。
 高校時代は、勉強はそこそこに、遊びも楽しんでいたので、いざ進路を決めるとなると悩みもしましたが、幼い頃から漠然と感じていた「将来は建築の道に進むんだろうな」という思いは徐々に明確になっていき、推薦入試で建築系の土木を学ぶ学部に合格しました。
 それからの4年間は、いずれ自分に必要になるだろうと、土木の勉強をしっかりして、大学を卒業するころには明確に「家業である大丸建設を継ごう」と意識するようになりました。大学時代の土木の勉強では、木造住宅建築の現場で働くには知識も経験も足りなかったので、卒業後さらに2年、専門学校で建築を学びました。
 私が大丸建設に入社したのは24歳の時。もしかしたら、大丸建設の100有余年の歴史で初めての「新卒」として入社したのかもしれません。

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