第7回 資材高騰⑦材料の値上げの影響と説明責任

これからしばらくは、住宅設備や建材メーカーから出てくる製品の価格が、軒並み上がっていくことが見込まれます。価格上昇が一割で済むのか、二割を超えるのか。いま現場の感覚では、10%から20%ほどの値上げは覚悟しておかなくてはならない、という感触です。

大丸建設では今のところ、お客さまへの価格転嫁は、できる限りおさえていこうと努力しています。ただ、メーカーから上がってきた分を、すべて当社のなかで吸収するのは、現実的には難しい部分があります。仮に2割の値上げをそのまま受け止めれば、私たちの利益はほぼ残らない、ということになり、会社の存続に直結します。

それでも、闇雲に値段を上げるつもりは、まったくありません。一棟一棟の見積もりのなかで、一つひとつの工程に対して、誠実に整理していきたいと考えています。お客さまにご負担をお願いする場合には、その背景までできる限り丁寧にお伝えしていきます。

企業努力を続けるのは、もちろん私たちの仕事です。仕入れ先と粘り強く相談し、無駄のない発注を心がけ、現場の段取りを工夫していく。そうした地道な積み重ねを、これからも続けていきます。同時に、起きていることを正直にお伝えしていくこともまた、地域工務店としての私たちの責任だと感じています。お客様の住まいを長くメンテナンスして暮らしを支え続けるために、私たち自身も企業として長く続いていくことは一つの責任でもあるからです。

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