第4回 資材高騰④合板に使われる糊も影響

家の構造や下地に欠かせない部材に、合板、いわゆるベニヤがあります。こちらも縁の下の力持ち的な地味で目立たない存在ですが、耐震性を担保するために必要な構造用合板は、特にリフォームでは欠かせない部材になります。

そのベニヤの価格が、じわじわと上がってきています。木そのものの値段だけでなく、貼り合わせに使う糊、工場から現場までの流通、そしてトラックの運搬。さまざまな段階の値上がりが、最終的なベニヤ板の価格に積み重なってきます。原油の影響が樹脂系の糊にも響き、ガソリン価格の上昇が運搬にものしかかります。

ふだん私たちが「材料費が上がった」というときに、実はこうした見えにくいコストが連動しています。一つの部材の価格に連なるコストを理解しておくことが、無理のない見積もりや、無駄のない発注にもつながっていきます。

ベニヤと同じように、釘やビス、接合金物といった細かな部材も、影響を受けつつあります。一棟の家には、こうした目立たない材料が無数に使われていて、その一つひとつが工程を支えています。

私たちは、長年お付き合いのある仕入れ先と相談しながら、無理のない範囲で資材の手配を進めています。値段の上下に一喜一憂するのではなく、「家づくりを止めない」ことを重視しながら、判断を重ねていきたいと考えています。

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