第3回 資材高騰③大切な「確かめる」こと

家づくりに使う材料は、その種類によって、調達のルートが少しずつ違います。木材は、長くお付き合いをしている産地や材木屋さんから。それ以外の建材や住宅設備、金物類は、多くの場合、メーカーや問屋さん経由で仕入れています。

以前は、必要な部材を発注すれば、ほぼ予定通りに揃ってくるのが当たり前でした。しかし今は、その問屋さんに「これ、いま入りますか」と一つひとつ確認しなければ、あるかないかさえ見えてこない場面が増えています。

特に手こずっているのが、ユニットバスやトイレをはじめとした住宅設備の納期です。納期そのものが出てこないことも、もはや珍しくありません。大丸建設で今進めている現場は、早い段階で発注をかけて確保できていますが、この先の現場については、その都度仕入れ先と相談しながら、見通しを立てるしかないのが実情です。

家づくりの中で、当たり前に流れていた仕入れの仕組みが、うまく成り立たない。中東情勢や大きな災害などによって、当たり前は簡単にひっくり返ってしまいます。私たちはそんな状況を何度か経験しているので、今回も「またか」という感覚で、日々、仕入れ先とのやり取りを重ねています。

一見遠回りに見える「聞く」「確かめる」という地味な作業が、今のような時期には、現場を支えるいちばん確かな手段になっていると感じます。

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