
家づくりに使う塗料は、ふだんあまり話題にのぼらない部材かもしれません。けれども、外壁、木部、室内の建具、屋根材まで、住まいの仕上がりを最後に決めていく大切な役割を担っています。色合いや艶のひと刷毛で、家全体の印象は大きく変わります。
その塗料が、ここに来て少しずつ入りにくくなってきています。今のところ、進行中の現場には支障なく回せていますが、頼みにしている材料問屋さんがいつ動けなくなるかは、正直なところ見通せていません。日々状況が変わるなかで、手探りで仕入れの段取りを組んでいる、というのが現場の実感です。「次に入れたいときに入る保証がない」という前提で動かざるをえません。

塗料が止まれば、最後の仕上げ工程が止まります。住まいの引渡しは、内装や設備が整い、最後の塗装まで終わってはじめて、ご家族の暮らしが始まります。
最近ニュースでよく見る、お菓子のパッケージが無色になったりデザインが変わったりする状況は、よその業界の話ではありません。建築業界ほど深刻とも言えます。
先月のブログでもお伝えしましたが、資材の状況は、ひと月の間にも変わっていきます。今月は、現場のもう少し奥のほうで起きていることや、メーカー品の値上げなど、少し話題を広げてお伝えしていきたいと考えています。
