物価高騰_3 10年で2割ほどの物価上昇

実際に建築工事費の物価高騰はどのくらいの割合なのでしょうか。この10年ほど、東京オリンピックの影響で建築資材不足、人手不足などがささやかれていましたが、国交相の発表資料によると、建設工事費用は2013年以降の10年間で1.2倍ほどに膨れ上がっているとのことです。

コロナ禍が追い打ちをかけ、ウッドショックやアイアンショックなどが続いて建築資材費が高騰したのと同時に、建築にかかる人件費や輸送コストも大幅に上昇しています。

輸送コストの影響も大きいです。工務店の仕事は車がなければ成り立たないので、ガソリン価格の変動は、日々の営業や打ち合わせ、現場監督業務での移動コストに直結します。また、木材の配送や建材の配送にも影響は大きく、特に細々とした資材は宅配業者の価格設定の影響を受けるので、「運送業の2024年問題」の影響は深刻になるのではないかと今から心配しています。

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