建築業界の物価高は、今に始まったことではありません。コロナ禍の2020年に、DIY市場のある北米でDIYブームが起こり、木材や建材が品薄になりました。その余波で2020年後半から2021年にかけて「ウッドショック」が起こり、木材が手に入らない、価格が高騰するといった状況が続いています。
続いて2021年には「アイアンショック」も起こりました。鉄筋や鉄骨といった、住宅の基礎には欠かせない鋼材の価格が高騰し、入手しにくくなったことから、工期遅れなども生じました。大丸建設は木造建築なので、アイアンショックの影響は限定的ではありましたが、それでも資材の価格上昇は如実に影響しています。
木材、鋼材だけでなく、原油価格の上昇から、クロスや断熱材、窓サッシ等のあらゆる建材が価格上昇の影響を受けています。それゆえに、工務店が資材の発注等でかかる見積もりも上昇し、お客様にもご負担をお願いするものの、あまりに価格の上昇幅が大きいため、工務店側でも利益を削っているのも事実です。