夏の「蚊」対策_5 虫刺されを予防するには?

蚊が人間を検知する三大要素が「二酸化炭素」「汗」「体温」とお話ししましたが、人間は呼吸を止めることはできませんし、体温を下げることもできません。ビールを飲まないことで多少の蚊対策にはなるかもしれませんが、それも一要素にすぎません。この中で最も有効なのは「汗」の対策をすること。汗をかいたままの皮膚と、シャワーできれいになった皮膚とでどちらが蚊に刺されやすいかを比較検証した実験では、清潔な皮膚の方が圧倒的に蚊に刺されにくい結果が出たそうです。

汗をかいたらこまめに拭く、シャワーで洗い流すなどの対策と同時に、屋外で活動する時には肌を露出しないようにするのも大切です。蚊は色を認識せず、色の持つ波長で人に近づいてくるとのこと。白などの明るい色の方が刺されにくく、一方で黒などの濃い色の方に反応します。なるべく白っぽい色の薄手の長袖を着用することが、蚊対策に有効です。

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