建築家との仕事_6 多くの人と仕事をともにする意義

美的感覚や技術力を高めていくには、もちろん、個々の学びや研鑽が重要なのはいうまでもありません。会社組織の中で、社員や職人一人ひとりが己の技術や知識を磨いていく機会もチャンスもありますが、ただ、どうしても日々現場や納期に追われて、目の前の仕事を優先せざるを得ないのはどこでも同じことではないでしょうか。

一方で、ネットワーク組織に入ることによって新たな技術や時代の流れ、新しい制度を知り、それに向けて会社の体制を整えていくことも大切です。

つまり、己の意志の力だけ自己研鑽していくのはどうしても難しくても、他者と一緒に仕事をすることで、結果的に仕事を通して技術力や知識の向上につながっていくのです。建築家との仕事では、デザイン性や設計意図を読み解いていくことで、現場の技術力を高めることにつながっていると実感しています。

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