気候危機の時代(2) 「100年に一回の大雨」が毎年やってくる

気象庁が発表したように、2022年夏(6〜8月)の降雨量は、「北日本日本海側と北日本太平洋側でかなり多くなった」とのことでした。特に、8月3日から全国各地に甚大な被害をもたらした「令和4年8月豪雨」では、青森県、山形県、新潟県、石川県、福井県の5県35市町村に災害救助法が適用され、住宅の損壊も数多くありました。

「100年に一回の大雨」という表現が、気象予報でも頻繁に言われるようになり、何を基準に100年に一回と言うんだろうと疑問に思う方もいるかもしれません。実は、気象庁では「100年に一回の大雨」について定義を持っています。

気象庁HPより

気象庁のHPによると、「◯年に一回の大雨」は、「全国51地点における1901~2006年の年最大日降水量のデータから推定した、再現期間30年・50年・100年・200年に1回降る可能性のある日降水量の分布図」をもとに、たとえば1日あたりの降水量では、「100年の1回の確率降水量は、おおよそ北日本で100~200mm、西日本太平洋側で200~400mmなどとなっています」とされています。

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