化学物質過敏症対策のコスト

化学物質過敏症対応の住宅の場合、コストはどれくらい変わるのでしょうか。これは一概には言えず、どういう材料を使うのかによって大幅に変わります。一つ言えるのは、すべてオーダーメイドで対応しなければならない、ということです。

大丸建設の場合、杉材が大丈夫であれば、それほど金額は大きく変わらないという実績があります。例えば床材でベニヤ(合板)がダメな方でも、根太や捨て張りといった施工の対策によって、自然素材だけでも対応できますので、若干割高になってもそこまで大幅なコストアップにならずに済むこともあります。しかし一度施工した後に、やっぱりダメで、また施工をし直すとなると、コストがかさんでしまいます。

杉材やヒノキ材を使えない方の場合は、材料探しが大変になります。今まで手がけたケースでは、モミの木ならば大丈夫ということで対応したことがありますが、一般的な住宅用材ではないため高いコストがかかってしまいました。

人によっては、機械乾燥の材はダメで自然乾燥ならば大丈夫、同じ木を二つに割って片方は大丈夫で片方はダメ、ということもあり、ていねいに根気よく確認、テストしていくことが大切です。

 

 

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