大丸建設でおこなう建材テスト

化学物質過敏症のお客様の住まいを建てる時には、通常の建築よりも時間をかけて行います。何に時間をかけるのかというと、建材の「テスト」です。だいたい3カ月から半年くらいは建材のテストに時間をかけます。

建材のテストでは、お客様に使用部材をあらかじめお渡しして、何日か一緒に過ごしてもらう、ということをやります。大丸建設の住まいでは杉を多く使うので、杉が大丈夫かどうかのテストには時間をかけます。

まずは杉の匂いを嗅いでいただきます。その瞬間に「ダメ」と感じる場合もあれば、時間が経ってから嗅いだ時には大丈夫なこともあります。大丈夫であれば、寝室の布団の横に杉材を置いてもらい、一晩寝てもらう。翌朝何の症状も出ていないかをヒアリングします。一週間、一カ月、3カ月と、テスト期間を延ばしていって、大丈夫だったら杉材は使えると判断します。同じように、クロスやサッシ材などについてもきめ細やかにテストを行います。

杉材が使えない場合は、ヒノキや、あるいは広葉樹に材を変えてテストします。テストで出る症状はそれぞれですが、喉が痛くなる、頭が痛くなる、目がチカチカする、耳鳴りがする、ひどい場合は寝込んでしまうなど、症状にも軽重があるので、無理しないように慎重に進めていきます。

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