家を建てる時に、お施主さんが最も真剣に見る書類が2種類あります。一つは設計図です。どの部屋がどんな大きさで、窓の位置や高さ、電球の位置や配線図などが部屋ごとに、事細かに記されています。
もう一つが「お見積書」ではないでしょうか。お見積書は、家を建てる時にかかるお金をまとめたもので、総額、概要内訳、項目ごとの明細内訳、さらに細かな個別明細内訳が一式でまとまり、お渡しする時にはそれなりに分厚い書類になります。
ここに、どんな材料がいくらかかり、面積や使用個数を掛け算します。また、人工といって、どの職人さんが何日働くのかの計算も必要です。パネルなどの梱包材を廃棄する処分費もかかりますし、大きな材木を運ぶトラックの運搬費や、駐車場が足りない時には駐車場代も必要です。それから、消費税もかかります。
これらをすべて足し合わせたものが「お見積もり書」となります。新築の場合、床面積や使用する材料、工期によってお見積もりは大きく変わりますが、2500万円〜4000万円という大きなお金が動くので、契約時、上棟時、中間時、竣工時など、だいたい4回にわけてお支払いいただくことが多いです。