自然素材がスタンダードになりつつある

10年前はまた、「チルチンびと『地域主義工務店』の会」の立ち上げメンバーとして、忙しく活動していた時期でもあります。2003年の建築基準法の改正、いわゆる「シックハウス法」ができたことで、建材に使われる化学物質で人の健康に影響をあたえる可能性のある化学物質が規制されるようになりました。
 『チルチンびと』では、化学物質の安全データをとり、自然素材を使い自然な住まいをつくるための技術的な勉強会を定期的に開催しました。内装材だけ無垢材や左官壁で仕上げる「外側の自然素材」ではなく、構造材も、床下も、天井裏も、壁の中も、住まい全体の自然を追求し、なおかつ断熱性能や調湿性能、耐震性を確保した住まいをつくりあげるために、理論的にも研究を重ねました。
 こうして、大丸建設は、外側も、中身も、すべて自然素材の住まいを基本仕様として住まいを建てており、今につながっています。

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