脱炭素な住まい_1 ライフスタイルを脱炭素思考に

今年の夏の暑さから、気候危機の問題についてしばらく述べてきましたが、今後、日本で期待されているのが住宅の脱炭素化です。日本の住宅は欧米に比べて寿命が短く(約30年と言われています)、かつ断熱性能が低いため、住宅の脱炭素化は日本全体の脱炭素化に大きく寄与するはずです。

日本ではなぜ住宅の脱炭素化が遅れているかというと、住宅は個人の私有財産であり、これまで低炭素・脱炭素が十分に進んでこなかった住宅を脱炭素化していくには、たいへんなコストがかかるため、その負担を各家庭で負うことは難しいと考えられるからです。もちろん、住宅の脱炭素政策の遅れや、日本の歴史的な環境が大きく由来していることもあります。

ただ、気候危機の影響で、猛暑や豪雨などの災害が頻発し、私たちの生活基盤が脅かされているのは事実なので、個々人の意識変容が重要であることは間違いありません。

 

 

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